2025年9月2日火曜日

言葉だけの撮影案内⑤ カナナスキス

 カナナスキス・カントリーはかつてバンフ国立公園の一部であった場所です。アルバータ州の管理のもと、自然保護地域や州立公園、レクレーションエリアがあります。
今年の6月にはG7サミットの会場にもなりました。
バンフ国立公園の3分の2ほどの広さのカルガリーの奥座敷です。範囲も広く日本の旅行会社のツアーで訪れる場所も多くはないので、私も詳しいといえるほどではありません。
また、カナナスキスのエリアで過ごすためには、入場料に相当するコンサベーション・パスを購入する必要があります。オンラインで購入するのが便利です。行ってきた後でもその日のうちに支払いをすればよいので慌てることもありません。

9月中旬から10月中旬にかけての黄葉の季節には40号線をドライブしてみるのもいいですね。おすすめの場所を2か所載せてみます。
もっと奥のハイウッド・パスのエリアまで行くとカラマツの黄葉が見られます、付近の駐車場はやはり一杯でしょうけど…。

バンフから約50km東、一号線から40号線(カナナスキス・トレイル)に入ります。最近ショッピング・モールの建設計画があるようですね。カジノホテルやガソリンスタンド、ティム・ホートンもあります。

・バリア・レイク・トレイル
一号線のジャンクションから約11km。バリア・レイク・ダムを通り過ぎた先にバリア・レイクピクニックテーブルの看板があります。右にハイウェイを降りるとさらに右にボートを下せる湖畔に下る道との分岐があります。直進してカーブしながら上ると駐車場へ。奥のトレイルを上ると谷を見渡せる場所に出ます。
バリア湖周辺はアスペンなどポプラの仲間の木が多く黄葉がきれいです。

・ウェッジ・ポンド
一号線のジャンクションから約30km。カナナスキス・ビレッジへの分岐、バウンダリー・ランチ、カナナスキス・ゴルフコース、マウント・キッドRVパークを過ぎた先の左側にあります。バリアレイク同様にAlberta Parksのピクニックテーブルの看板があります。
駐車場からすぐ水辺に出られます。
ここはぜひ夜明けの頃に訪れたいです。池の周りの黄葉と西側にそびえるキッド山に朝日が当たる景色はとても美しいです。

この時期の晴れた日にはイヌワシに代表される猛禽類の渡りが見られます。双眼鏡やスコープがないと見えないでしょうが、この時期はナキスカ・スキー場近くのヘイ・ミドウで調査をしている人たちがいますから、そこに行くとスコープをのぞかせてくれます。

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