2010年1月31日日曜日

フクロウ探検隊 その3

 そろそろと思っていた“フクロウ探検隊”。今日のメンバーはカルガリー在住の友人夫妻です。当初は旦那だけ参加の予定でしたが、彼らの住まいはカルガリー市内北部、シロフクロウ出没地域も近くなので、午後から仕事のある奥さんも一緒にふくろう探しに出かけてみました。
 例によって“GG”と“NHO”探しの寄り道をしたおかげでちょっと遅刻してカルガリーに到着。残念ながらこれらのフクロウは見られませんでした。 雪が降ってたせいだろうか…?
 シロフクロウ(Snowy Owl)探しは見られるかどうかといつもドキドキ…。農場の間の未舗装路をひたすら走ります。
 走り始めてわずか1時間程で幸先よく1羽発見。しかも純白に近い♂のようです。逃げられないように慎重に近づきます。
これはクロップしてクローズアップにしてみました。 そろそろ近づいてみようか思っていると、突然飛び立ちました。しかもこちらに向かって飛んでくるではありませんか! この頭上を越えてゆく♂の飛翔をカメラで捉えることができなかったのが悔やまれます。車の中だったので…。急いで外に出るとどうやら別の♀が飛んできた為だったようです。これも撮れなかったんですが、♂と♀が空中で交差していきました。
 ♂の方は遠くへ飛び去ってしまいましたが、メスは近くの電柱に止まりました。車の中でおにぎりを食べながらじっくりこの♀を眺めてみました。 飛び立ってしまったシロフクロウを探して走っている間、ユキホオジロ(Snow Bunting)の群れをいくつか見ました。この群れは優に百羽は超えていたと思います。そろそろ帰ろうかという頃、雪だるまのようにフィールドに降りている♀を見つけました。これもクロップしたクローズアップです。 短い時間ですが、効率よく鳥が見られたフクロウ探検隊でした。3勝目です。

2010年1月24日日曜日

カナダコガラ

犬ぞりが出発した後、犬たちの食べ残りを漁りに来たカナダコガラ(Boreal Chickadee)です。 アメリカコガラ(Black-Capped Chickadee)に良く似ていますが、茶色が混じっています。 本来は主に昆虫やトウヒの種を食べます。初秋の頃、集めた食料をトウヒの樹皮の下などに貯蔵するのだそうです。小さな群れを作って森の冬を過ごしています。英語の名前の通り、チッカ ディー ディー ディーと鳴きます。でもこの鳥の声は“アメリカコガラが風邪を引いたような…”と表現されます。

 恒例の“Ice Magic”がレイクルイーズで行われました。
“Rise above” これも鳥かなぁ。

2010年1月21日木曜日

トーチリレー

 バンクーバーオリンピックの聖火がバンフの街にやって来ました。
 賑やかな街の様子を動画でどうぞ。

 こんな機会はもうないだろうなぁ。編集前の動画にはこの後にはにかむ長男の顔が映ってたんですが、出演交渉に失敗しました。

 画像はネイチャーネットのコミュニティ通信の方に送りましたから、来週あたりにアップされると思います。

2010年1月19日火曜日

こんな休日。

 子供たちがスキーに出かけた時間、街から少し離れた森を歩いて見ます。
 途中の道ではオオツノヒツジ(Bighorn Sheep)に出会い。
 アスペンとトウヒの混じる森を歩きます。
 あまり鳥の声も聞こえず、風に揺れる木のきしむ音を聞きながら…。
 立派な角のワピティ(American Elk)のこんな姿に思わず微笑んでしまいます。
 何気ない落ち葉に。
 冬芽に。
 気持ちが和んでいくようで…。
 
気のおけない友人たちとのクロスカントリー。滑ることよりも食べる準備に力を入れる。あっ、チョココロネ。


2010年1月10日日曜日

フクロウ探検隊その2

 この週末は次男の所属している Atom Bears のホッケーの試合に出かけてきました。しかもスケジュールの都合で試合会場の近くに泊まることに…。この宿泊予定の周辺はシロフクロウの見られるポイントなんです。
 無事逆転勝ちを収めた試合を終えてホテルにチェックインを済ましたら、子供たちはウォータースライドのあるプールへ。
 日没まで1時間半、独りでフクロウ探しに出かけてみました。過去のデータの中でもっとも目撃例の多い辺りを周って見ますが、残念ながらシロフクロウの姿は見られませんでした。きれいな夕焼けをさびしく眺めてホテルに戻ることになりました。

 翌日は夜明け前にホテルを出発して、まずはホッケーの試合です。残念ながら、このゲームは負けてしまいました。 帰路はカルガリーでお買い物の予定ですが、その前にやっぱりシロフクロウを探して見ます。

 先シーズンに良く見かけた場所でメスを見つけました。見つけた時は道路際の杭の上に止まっていたのですが、私たちを追い越していった車に驚いて飛び立ってしまいました。次に降りたのは農地の真ん中、かなり距離が離れてしまいました。真ん中に点のように見えるのがシロフクロウです。スコープを使って眺めているのが精一杯で写真には遠すぎました。

300mm(480mm相当)600mmミラー(960mm相当)スコープにコンデジの直付け。

 これで今季は2勝1敗1分といったところです。

2010年1月1日金曜日

ハエトリツグミ

 1年の計は元旦にありと申します。年越しのパーティで夜更かししたのであまり早起きはできませんでしたが、鳥見に出かけてみました。
 先週歩いた時にちらっと姿を見かけたハエトリツグミ(Townsend's Solitaire)を探して近くの湖まで行ってみました。
 和名の通り、ツグミ科のこの鳥は昆虫や木の実を主に食べます。冬の間は単独で過ごしますが、オスもメスも縄張り意識がとても強く、実のたくさんなるセイヨウネズ(Juniper)の群落を守って過ごします。見た目は地味ですが、すばらしい声でさえずるので人気があります。
 以前見かけた場所までいって見ましたが、姿が見えません。ちょっとズルをしてipodで録音された声を聞かせてみるとすぐに飛んできました。近くまでやって来て盛んにさえずります。
 マイルドな気温のなか、お茶を飲みながら鳥のさえずりを聞くという何とも優雅な元旦になりました。音は少し小さいかもしれません。歌声が聞こえますか?


1月2日追加。
キレンジャク(Bohemian Waxwing)の群れがいました。尾羽の下側が赤茶色をしてます。