2010年5月31日月曜日

レディスリッパー探し その1

久しぶりにコミュニティバードウォークに参加。やっぱりジェイソンはただものではない…。とても参考になります。
午後はアツモリソウを求めて出かけてみます。去年は5月31日に最初の花を見たなぁ~と。

ノドジロシトド(White-throated Sparrow)の声が響く、水辺にはキヅタアメリカムシクイ(Yellow-rumped Warbler)が飛び交っていました。キイロアメリカムシクイ(Yellow Warbler)もいたんだけれど、画像には残せず…。アツモリソウ(Yellow lady's Slipper)にはまだ少し早いようですね。Blue Clematis ばかりが目立っています。
Locoweed や Rock Jasmine が咲き始めています。カラマツソウ属の Western Meadowrue の花芽に雨の粒。来週は休めるだろうか…?

2010年5月29日土曜日

エメラルド湖の花

 この日はゆっくりと過ごすツアーで、エメラルド湖のお花を眺めて午後の時間を過ごしました。
 曇りがちで時折、雨の落ちてくるようなお天気でしたが、花を眺めている間は不思議と雨には降られませんでしたね。

 スプリングエフェメラルたちが林床に姿を見せ始めています。
Round-leaved violet(Viola orbiculata)スミレ属Few-flowered Anemone(Anemone parviflora)イチリンソウ属Glacier lily(Erythronium grandiflorum)カタクリ属名前の通り大きな花をつけます。アサバスカ氷河の目の前のホテルに泊まり、静かなグレーシャーギャラリーをゆっくり見学することができました。この場所に泊まるのは20年ぶりだろうか…。

2010年5月21日金曜日

キツツキの巣

コンコンコンっと少しこもった音が聞こえます。…でも姿が見えません。
以前にエボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)の子育てを撮ったアスペンの森にキツツキが木を叩く音が聞こえます。
この間フクロウを見つけたのと同じやり方で音の聞こえる木を特定します。どうやら上の方に穴がある木から聞こえています。近づいていって幹をノックすると上の穴からハシボソキツツキ(Northern Flicker)のメスが顔を出しました。少しズームしてみました。来月には雛たちの姿も見られるだろうか?
水面にはキタホオジロガモがのんびり漂っていました。

2010年5月19日水曜日

その3 ハチドリの飛翔

今日のブログのアップロードは3部作(連作ではありません。)です。

 高速連射デジカメを使ったデジスコで我が家のフィーダーにやって来たアカフトオハチドリ(Rufous Hummingbird)のメスを撮影しました。
420fpsでハチドリが飛ぶ様子を撮っています。

スローモーション再生になるので長く感じますが、実際には15秒程度です。ホバリングするハチドリの羽の動きがよくわかります。

次はもっと明るい時間帯に1000fpsに挑戦か?

その2 小さな花たち

今日のブログのアップロードは3部作(連作ではありません。)です。

 午後からはバンフの街中で花探しです。昨年の秋は寒波で黄葉する前に葉が枯れてしまった木が多くありました。枯葉を残した木から新芽が出始めています。  そろそろホテイランの季節ですが、他にもいくつか花が咲き始めています。
春は水辺から…でしょうか。小さな沢の流れのある湿地にサクラソウの仲間が咲いています。

Dwarf Canadian Primrose。
カタクリモドキ(Shooting Star)ロッジポールパインの林床には、ヒメホテイラン(Venus's Slipper,Calypso bulbosa)。 まだまだ蕾もたくさんあります。
そして、Northern Comandra。秋に赤い実をつけると目立つんですが、花に気付く人は少ないようですね。
 鳥と違って花は逃げないからいいですね。

その1 地味な鳥見のはずが…

今日のブログのアップロードは3部作(連作ではありません。)です。  
 Wintergreen田中さんと朝からバーディングに出かけました。
クサチヒメドリ(Savannah Sparrow)とヒメウタスズメ(Lincoln's Sparrow)、ウタスズメ(Song Sparrow)を見分けて、歌を聞き分けるというかなり地味な始まりでした。
 動きが早くてなかなか写真に納まってくれませんが、ムシクイ(Warbler)の声がにぎやかになって来ています。

芽吹いたばかりのポプラの木に止まるナゲキバト(Mourning Dove)。 こちらはウタスズメです。 ヒメウタスズメの歌は動画でどうぞ。

 ハチドリの飛ぶ羽音を聞きながら、川沿いを歩いている時、フッと振り返ると50mほど後ろを大きなハイイログマ(Grizzly Bear)が歩いて来ます。
 驚いたの何の、思わず顔を見合わせてしまいました。とりあえず早歩きで間隔を広げて、追い越していってくれることを祈りつつ、林に入って川の方に避難しました。 しばらく様子をみてから、トレイルに戻り、大きな声を出しながら戻って来ました。道路の近くまで戻るとワーデン(レインジャーです。)が様子を見にやって来ています。 国立公園の専門家(Human/Wildlife Conflict Specialist)もやって来て遭遇について御報告。 まだ、無線発信機も耳の観察タグもついていない“良い”クマなのだそうです。このまま人間と接触せずにいて欲しいものです。

 気を取り直してバーディングの続きです。テリーさんが見たアメリカチョウゲンボウ(American Kestrel)とハシグロアビ(Common Loon)の巣を確かめに行きます。
撮影はできませんでしたが、巣穴らしきところを出入りするチョウゲンボウを確認。アビも以前とほぼ同じ場所に営巣していました。 カラスの巣らしき場所を新たに確認して、ついでにハクトウワシ(Bald Eagle)の巣も見てみました。
 今後の楽しみが増えました。


偽傷行動で知られるフタオビチドリ(Killdeer)。

2010年5月15日土曜日

デジスコ練習とお花

 1週間ほどツアーの仕事が続いた後、久しぶりのお休みです。チップをもらったのでSibleyの“Guide to Bird”をオーダーしてしまいました。
 朝からデジスコの習熟の為に鳥を撮りに出かけます。
そろそろムシクイたちの姿が増えてきていますが、デジスコでねらうのには難しそうなので湖に水鳥を探しにいきます。
水面の上空を舞うミサゴ(Osprey)を発見。しばらくするとだいぶ奥の木の上に止まりました。この後、水面へのダイブも見せてくれました。ハシグロアビ(Common Loon)。つがいで潜水を繰り返しています。ハゴロモガラス(Red-Winged Blackbird)の歌声。

英語の聞きなしでは“コンクリ~ト”とします。ピーターさんの聞きなしでは“トッポジ~ジョ”。私は鵜沢さんの聞きなしが好きです、“ここい~よ”。

 午後からは、そろそろ咲いたかなぁっと、ヒメホテイラン(Venus's Slipper,Calypso bulbosa)を探しに行きます。

まだまだ蕾が多かったですが、2つ、3つ開いた花を見つけました。春の森が少しづつにぎやかになっていきます。

アカフトオハチドリ

 我が家のフィーダーにハチドリが帰って来ました。まだ花が咲くには早いのでオスばかりかと思っていたら、ちゃんとメスも帰ってきているようです。さっそくデジスコを家の中にセットして待機します。
やって来たアカフトオハチドリ(Rufous Hummingbird)のメスを撮影しました。
カメラのズームを引いたので少し角がけられてます。
120fpsの動画も試して見ましたが、すぐに飛び去ってしまいました。
今度は羽の動きが良くわかるように、もっと高速の撮影を試してみましょう。

2010年5月6日木曜日

デジスコの威力

 日本野鳥の会、群馬支部と興和株式会社の計らいでデジスコをお借りすることになりました。
届いたデジスコを試してみようとカメラの取り扱い説明も読まずに早速、鳥を見に行きました。

TSN-774 PROMINER 
77mm径のレンズは明るく、かなりの距離をものともせず、素晴らしくクリアな画像を見せてくれます。

アメリカヤマセミ(Belted Kingfisher)
止まっていたスプルース(エゾマツの仲間)からホバリング。水面に降りたかと思ったら、魚を捕まえて木に戻ります。残念ながら、魚をくわえているところは撮れませんでした。アメリカチョウゲンボウ(American Kestrel)
北米で最も小さいハヤブサの仲間。Sparrow Hawkと呼ばれていた昔の名前が好きです。彼らの目は紫外線を捉えることができるのだそうです。獲物になる齧歯目の尿が反射する紫外線を見るためだとか…。ミミカイツブリ(Horned Greve)。数羽の群れが湖面に漂っていました。ハクトウワシ(Bald Eagle)。精悍な表情までが見えます。シルスイキツツキ(Yellow-Bellied Sapsucker)のドラミング。
240fpsという高速撮影です。スロー再生になるとキツツキの木をつつく身体の動きが良く見えます。

背景に降る雪が何とも言えず、美しいですね。

 今回の画像はもちろんクロップ無しです。
このデジスコ、少し重たいですが、鳥を見て、画像に残すにはとても役立ちそうです。
 冬にシロフクロウを見に行くのがいまから楽しみです。