2013年12月11日水曜日

ホッケー・シーズンの始まり

今年も子供達のアイス・ホッケーのシーズンが始まりました。今シーズンからはひとつクラスがあがってBantamになるので身体の小さいうちの子は無理なのかな~なんて思ってたんですが、Bチーム(3チーム中の真ん中)に入れてもらえてがんばることになりました。チームのランクもTier 3(5段階の強さの真ん中)に落ち着いてリーグの試合が始まりました。

最近の試合から。この相手チームは結構ラフで苦労してました。
以前はディフェンスをやってたんですが、さすがに体格の差があるので難しくなったんでしょう。今はレフトウィングです。
ブレイクアウェイのチャンス。
でも倒されて…。
なんと、ペナルティショットに、…でも、入らなかった。おしい…。

これじゃ、大人と子供だよな。
ボードにぶつけられても、ふっとばされても、起き上がるよ、いつも。(倒れたままでしばらく動けなくてコーチを呼ぶ選手も少なくない。)
まあ、本人曰く、恥ずかしいから起き上がるらしい。
小さな身体でよくがんばってるよ。

2013年11月23日土曜日

11月21日 フクロウ探検隊

11月もそろそろ終盤ですね。鳥のブログやフェイスブックにシロフクロウの目撃例が載り始めました。ガイドの仕事はほとんど開店休業状態ですし、出かけてみますか。久しぶりの大雪に見舞われた後、良いお天気になりました。青空に舞うシロフクロウ、期待しましょう。

平原から振り返って見るヘイロールとロッキー。画像では分かりづらいですが、雪化粧の山は大きく見えます。
以前よくフクロウを見ていた場所では昨シーズンはあまり見られませんでしたので、最近の目撃情報を元に昨シーズンの終わりの頃にフクロウを見た辺りを目指します。具体的にはBeisekerという町の近くで、よく行く場所よりは少し北ですね。
こんな景色の中を走りながら探します。
そして最近のお出かけではお約束のようになった忘れ物。なんと今回は双眼鏡を忘れてきました。まったく何しにいくのやら…。まあ、車を走らせながらのシロフクロウ探しではあんまり重要ではないですけどね。スコープも500mmのレンズもあるし…。

例によってワタリガラス(Common Raven)が風にのって飛び、カササギ(Black-billed Magpie)が道の近くを飛ぶばかりでなかなか他の鳥に出会いません。
農家の庭先でヨーロッパヤマウズラ(Gray Partridge)の群を見つけました。今まであまり近くで撮ることができなかった鳥です。

目的地にしていた辺りで見つけましたよ、シロフクロウ。しかもオスです。昨シーズンの終わり頃、道路際にいるシロフクロウに気付かずに飛び去られたことが二、三度続いたので期待の場所では気をつけて見ていましたよ、今年は。

ほとんど雪の塊です。(笑) 近くにフェンスの柵もあるのに雪原で雪だるまの様にたたずんでいました。見えているのは胸の辺りと後頭部です。
充分な距離をおいてスコープで眺めているとそのうちに柵の柱に乗りました。
今シーズンはあまり近づかず、じっくり様子をながめて見ようと思っています。
車が通ると道路際の柱から畑の奥の方の柱に移りました。同じ柱に1時間ぐらいは止まっていたでしょうか。車が通りかかったのを合図のように飛び去って行きました。

もうひとつ、今シーズンの目標は"飛び姿"を撮ること。やっぱり難しいですね。

じっくり眺めていたこともあり、見つけたのはこの1羽に留まりました。まだシーズンは始まったばかりですしね。目撃情報の書き込みによれば、少しづつ個体数も増えているようです。
また出かけてみよう。

2013年10月15日火曜日

鷲を見る、イーグル・ハイウェイ

サンクスギビングの日、バンフは秋らしく雲ひとつない、いいお天気になりました。紅葉シーズンのツアーも落ち着いてお休みになりました。久しぶりに二人で鷲の渡りを見に行ってみます。

バンフからカナナスキスにかけてのカナディアンロッキーはイヌワシの渡りのルートとして知られています。春と秋のシーズンには多ければ300羽以上ものイヌワシが1日に渡ります。さすがに肉眼で見つけるのは大変ですが、ルート上にある場所を双眼鏡やスコープで眺めていると円を描きながら上昇し、翼をたたんでまっすぐ滑空する姿を見ることができます。

遠く岩の峰の上に翼を広げたワシが姿を現します。
上昇気流を捉えると円を描きながら螺旋状にぐんぐん高く舞い上がります。1度に5~6羽が一緒に飛ぶことも珍しくありません。青空に見える5つの点がワシ達です。
こんな風に山の稜線を眺めています。比較的ワシが大きく撮れているのはデジスコで撮影しました。ワシが点にしか見えない画像は500mmの望遠で撮ったものです。
この日はお天気もよく、ポイントに着いた時から5~6羽のワシが飛ぶ姿が見られました。
稜線の岩場に姿を見せるワシ達。
上昇を終えたワシは直滑降のように一気に谷を渡っていきます。残念ながらその姿はカメラで追いきれませんでした。
1時間半程のわずかな時間眺めていただけですが、およそ30~40羽が飛んでいきました。
昨年に行くことのできなかったプラトー・マウンテンは洪水の影響で道路が閉鎖されていました。来年はもう少し近くで渡りを見てみたいものです。

2013年9月6日金曜日

秋のいろいろ

そろそろポプラの葉が黄色く変わり始めたバンフです。しばらくは紅葉のツアーで忙しくなるのかなぁ。

巣の近くを飛ぶミサゴ(Osprey)。相変わらず飛び物がうまく撮れない…。
冬の間の食料を集めるのに忙しいナキウサギ(Pika)。
トウヒの森を歩けばリス(Red Squirrel)の落とす松ぼっくりが降ってきます。何をくわえてるのかと思えば…。樹の洞に運んでいきました。
花の季節もあとわずか。アスターもそろそろお終いでしょうか。
500mmに慣れようと…、クロップは無しです。

2013年8月31日土曜日

バックカントリーへ。 8月26日から28日

小学生の頃、仲の良かった友達と沢を登り、砂防ダムを越えてほんの少し人里離れてキャンプした。高校生になる頃、BE-PALが創刊されて、なんかかっこいいアウトドアにあこがれた。エスビットにシェラカップ、今でもThom McAnのビブラムソールの靴を時々履いてる。時計はSEIKOのAlpinistだったりする。
カナディアン・ロッキーに住んでるのにそういうものから遠ざかっていたような気がする。子供達と一緒にオートキャンプは時々してた。でも、やっぱり歩いてバックカントリーに入るキャンプがしたかった。軽量のテントを買い、モンベルの寝袋を買った。サーモレストも買ったし…。でも忙しさにかまけて出かけずにいた。
ようやくバックカントリー・キャンプに出かけることができました。田中ちゃん、中村、ありがとう。

湖畔の駐車場からスタート。湖に天使の階段が。幸先は良さそう。
前半はなだらかな森の中。Forksのキャンプ場で昼食を済ませて、後半へ。苦しい登りが待っているのも知らず、盛り上がるメンバー。
中村曰く「修行のようですね。」という登りが続く。
きつい登りを終える頃にシャワーに降られましたが、キャンプ場に着く頃には雨もあがり、テントの設営も食事も無事に済ませました。

快眠の後、渓谷に落ちる滝と朝日の山。
2日目はまず付近の散策からTurbine Canyonってどこだ?
テントサイトのすぐそばにこんな渓谷がありました。
ハイキングはノース・カナナスキス・パスへ。歩き始めるとすぐにシロイワヤギの群れ。
一応、持ち上げております。踏ん張りが足りん…。
今回のメンバーです。Beatty 氷河をバックに。
峠の近くの岩にモス・キャンピオン。
多謝。得がたい友であります。
まだ少し花も見られたんですが、印象深かったRoserootの花の後。
グラウス・ベリーの実がたくさん。人が少ないからだろうなぁ。
午後からもショートウォークへ、Haig氷河のモレーン。広さが伝わるだろうか。
モレーンの上から、キャンプ・サイトやBeatty氷河を望む。
ワインもがんばって持っていったんだけど、バックパックの夜はハードリカー。FBを見ない彼女にも感謝。
テントサイトはこんな感じ。NEMOのテントが快適でした。
帰り道の景色。歩きはけっこうきつかったけど、また行こう。そんな気にさせる景色。
峠からMt. MaudeとMaude Lakeのパノラマ。
もうひとつ、帰り道のLawson Lakeのリフレクション、パノラマ。

また、行こう。今度は陸を連れて行こう。また、歩こう。もっと歩けるようにがんばろう。
楽しい時間をくれた友にありがとう。また、お願いします。

2013年7月30日火曜日

夏の休日

20年前の様に日本人のツアーがびっくりするほどたくさん来ているわけではないけど、人が足りないせいか、久しぶりに忙しい夏を過ごしています。せっかくのお休みだけれど、お天気も良いのだけれど、休養日です。
少しだけバーミリオンレイクを歩いてみました。
 コチョウゲンボウ(Merlin)、枯れたベイマツの木から飛び立ちました。
ハイトリ(Flycatcher)の仲間。声が聞こえないと見分けられない…。
ムシクイ(Warbler)の仲間。Orange-crowned、それともTennessee???
 水音をたてていたのはアメリカオオバン(American coot)の親子でした。
体力が落ちているせいか、歳のせいか仕事をこなすので精一杯ですね。もう少し余裕がほしいなぁ。
おまけ。数日間だけ、我が家に居候している小川ポチ君です。

2013年7月9日火曜日

花を見たい!でも歩くハイキングツアー

7月4日
この日はロブソンまでの移動もあるので、まずは軽く足慣らし程度にルックアウトハイキング。
 そして夕暮れのマウント・ロブソン。
7月5日
このツアーのハイライト。ヘリコプターでマウント・ロブソンのバーグレイクへ。キニー・レイクの上空を飛びます。
バーグ・グレイシャーとマウント・ロブソン。カナディアン・ロッキーの最高峰らしい堂々とした氷河の景色です。
 この日は22kmを歩いてそのまま下山。皆さんよくがんばりました。

7月6日
クロッシングへの移動の途中にコロンビア大氷原でハイキング。シャワーに見舞われるも上に上れば青空が広がります。

7月7日
モレーン・レイクからラーチ・バレーへ。そして雪渓を踏んでセンチネル・パスまで上りました。
7月8日
朝からひどいにわか雨が降り予定変更。雨の中グラッシー・レイクで花を見ながらのんびりハイキング。午後からはバンフの観光へ。よく歩くお客様でしたが、のんびり花を見るのも楽しかったみたいです。

あまり花の写真は撮れなかったでのですが、いくつか載せておきます。
バーグ・レイクからエンペラー・フォールの辺りにかけてシャクナゲの仲間がたくさん咲いていました。 (White rhododendron)
ホワイトホーンのキャンプ場辺りで見たムシトリスミレの白色変種。(Butterwort)
もう少し咲いてるかなぁっと思ったんですけど、少しだけしか見られませんでした。マイヅルソウの仲間(Wild lily of the valley)。

久しぶりに良く歩いたツアーでした。皆さん、お疲れ様でした。