2011年3月23日水曜日

キムチを買いに行く?!

 “キジを撃つ”とか“花を摘む”といえば用を足すことを意味していますね。最近、うちではフクロウ探しに行くことを“キムチを買いに行く”といいます。
前回のフクロウ探検隊?!で見事に完敗したとき、我が家に持ち帰ることができたのはカルガリーで買ったキムチだけでした。それから転じて鳥を見るのにわざわざカルガリーまで出かけることをこう呼ぶようになりました。
このキムチがおいしいです。
 3月中はもう休めそうにないので、出かけてみましたよ。シロフクロウ。

 前回の反省を?踏まえて、時期的に限られるシロフクロウだけに絞って出かけてみました。
 今シーズンは昨シーズンに比べると目撃例も少なく、実際に出かけてみてもみられる確度が少ないような気がします。雪も今シーズンの方が多いようです。昨シーズンの同時期のフクロウ探検隊と見比べるとずいぶん雪がありますね。
 バックロードは除雪も遅いのでスタックしてしまわないように注意が必要ですね、田中ちゃん。 狙い通りに最重要地点で、おそらく若いオスであろう1羽を見つけました。 ゆっくり、じっくり眺めることにしてこの1羽で今シーズンのシロフクロウ探しは終了です。せっかくデジスコをお借りしているので動画も撮ってみました。

 やはりこの鳥の飛ぶ姿は美しいですね。でもきれいな飛び姿を写真に撮るのには良い機材(レンズ?)が必要かなぁ。 今日も北の大地では、白いフクロウが飛んでいます。

2011年3月22日火曜日

ミユビゲラ

 まだまだ雪が多いもののずいぶん暖かくなってきました。春の渡りが始まっているようで鳥のブログもにぎやかになっていますね。
 ロッキーの山を越えて渡って行くイヌワシや、カルガリーの近くで冬を過ごした鳥たちが北に向かう前にまとまった数で見られるようになっています。
 本当はフクロウ探しに行こうと思ってたんですが、なんとなく家のことをしていたら出そびれてしまいました。ひと段落してから近くを歩いてみました。

 近くの木からカッ、カッという音が聞こえてきます。シロトウヒ(White Spruce)の木の幹にミユビゲラ(American three-toed Woodpecker)のメスがいました。日本では、北海道にわずかに生息しているだろうと考えられている幻の鳥ですね。 トウヒの鱗片状の樹皮を剥がすように樹をつつきます。周辺のいくつかの樹を飛び渡りながら樹をつついています。
高みに登っていくのを首が痛くなるまで眺めて帰ってきました。
少しわかりにくいですが、名前の元になった3本指のクローズアップです。やっぱりもう一回行こうかな、シロフクロウ。

忘れるところでした。前回の尻尾だけの鳥はアメリカコガラ(Black-capped Chickadee)でした。

2011年3月16日水曜日

フクロウ探検隊?!

  緊急事態の収束に努めていらっしゃる電力会社や自衛隊の皆さん、お疲れ様です。ありがとうございます。
 寒さに耐える被災地の皆さんも御自愛下さい。救援物資の充足を祈ります。
 他の地域の日本の方々も停電に協力など後方支援に努力されてる様子、ご苦労様です。


 穏やかな温度に恵まれたカナディアンロッキーです。カルガリーにはきれいなシヌックアーチが出ていました。シロフクロウが見られる時期もあとわずかになっています。

 平日なので探検隊の参加者は他に無しですが、フクロウ探しに出かけてみました。独りでいろいろなことを考えながら…。

 走行距離は長くなるんですが、気になるフクロウスポットを全部廻ってみよう。
 まずは山猫の丘から、まだちょっと早いんですが、これだけ暖かくなったらムジルリツグミ(Mountain bluebird)がいるかも、…やっぱり早すぎたみたいです。 カラフトフクロウ(Great gray owl)が見られる場所に久しぶりに行ってみます。イエローストーンみたいにバッファローが近くで見られます。 一巡りしてみますが、フクロウの姿は見られません。
 続いて数年前にはよくオナガフクロウ(Northern hawk owl)が姿を見せていた辺り、Winchell lake へ。 本命のシロフクロウの出没地区に向かいます。ハマヒバリ(Horned lark)を時折見かけるだけで、フクロウの姿は見られません。
 南へ向かい、今度はアメリカワシミミズク(Great horned owl)が巣作りをしているという Sikome へ。ここでは数年前に巣立ち前の Owlet を観察しています。
 今年の巣がどこにあるのか結局わかりませんでした。やっぱりここでもフクロウを見られず…。
 その代わり、ここではハクトウワシ(Bald eagle)の若鳥(juvenile)をゆっくり見ることができました。 デジスコの威力で顔の部分のクローズアップが見られます。 眼の部分がストライプ状に茶色が残り、上下が大分白くなってきています。おそらく3年目の若鳥ですね。
 最後にスズメフクロウ(Northern pygmy owl)を探しに Bebo Grove へ。穏やかな日差しを浴びながら、フクロウを探して1時間ぐらいうろうろしてみました。残念ながら目当てのスズメフクロウには合えませんでした。Wintergreen 田中さんはここでエボシクマゲラ(Pileated woodpecker)を見たそうですが、ドラミングも聞こえません。
 今年始めてのコマツグミ(American robin)を見ました。リスと一緒になって林床を動き回っていました。センタークロップしてます。 春ですね。巣穴作りに忙しいこの鳥は?解答は次回のアップに…。
 欲張ってみましたが、結果は散々でした。“不苦労”をみせてあげたいという Wintergreen 田中さんの代わりにフクロウを何とか見つけようというのが不遜だったでしょうか?!

 それとも力みすぎはよくないということでしょうかね。3月中にもう一度探しにいきたいなぁ。

 最近のシロフクロウの画像をご覧になりたい方はこちらから、“カナダの窓”。

2011年3月12日土曜日

大地震の日に

 春休みまでもう休みがとれそうになかったので、本当はシロフクロウを探しに行くつもりだったんです。珍しい早朝の電話が日本からあるまでは…。
 テレビのニュースに映し出される映像は衝撃的で、気持ちは萎えていくばかりでした。結局久しぶりの休みは先延ばしになり、出勤して、帰国できなかったお客様の再予約などを手伝ってきました。
 CBCやTV Japanは一日中、地震のニュースを流しています。
 
 エアカナダも明日からは通常運行に戻る予定です。
被災地の余震や津波の危険が少しでも早くおさまることを祈りましょう。

 画像は昨日見かけたマミジロコガラ(Mountain Chickdee)です。事務所のあるホテルに飾られたリースの松毬を一生懸命つついていました。 この後、カルガリーに向かうハイウェイでは電柱に止まるアカオノスリ(Red-tailed Hawk)を見かけました。

春はそこまで来ていますよ。

2011年3月5日土曜日

仕事の合い間に鳥見

 カルガリー空港からの仕事の帰り道、ちょっと寄り道をしようと最近はあまり使わなくなった道(4月3日に閉鎖予定)の方を通ってみました。スピードを上げ始めたとたん、滑走路の方から飛んできた鳥がすぐ道路脇の街灯の天辺に止まりました。
 
 なんとハヤブサです。こういうときに限ってカメラを持ってないんだなぁ~。いつもはコンデジぐらいは仕事かばんに入れてるのに…。

 シロフクロウよりはずっと近い距離で見られたのに双眼鏡もカメラも持っていません。仕方がないので勢いよく車が通り過ぎてゆく道路脇の車の中から鳥を眺めてました。iPODに入れてるフィールドガイドの写真だけでは種類まで識別できませんでしたが、おそらくソウゲンハヤブサ(Prairie Falcon)だと思います。  

 ハヤブサが飛び立っていった後、少し車を走らせると今度は反対車線の側の木に大きなハクトウワシ(Bald Eagle)が止まってました。

 まあ鳥見と言うのはこんなもんなんでしょうね。
 

 画像がないのもさびしいので、最近仕事の合い間に撮った鳥を…。

冬の赤い鳥。ギンザンマシコ(Pine Grosbeak)のオス。パノラマにて。クロップしてます。
目の前の車のバックミラーからこちらをうかがうハイイロホシガラス(Clark's Nutcracker)。レイクルイーズ駐車場にて。