2009年10月26日月曜日

アメリカコハクチョウ

 秋の渡りの季節です。凍ってしまう前の水辺にはたくさんの水鳥たちがやってきます。ロッキー山中よりも平原の方が渡り鳥のルートなのでしょう、バンフの近くではあまりハクチョウなどが見られません。ロッキーから平原にでる前の風の強い場所にある湖にやって来るとハクチョウたちの姿が見られます。
 ほとんどがアメリカコハクチョウ(Tundra Swan)の様です。ナキハクチョウ(Trumpeter Swan)の独特の鳴き声も聞こえてきません。よく見ると目のそば、嘴の付け根のところに黄色い点があります。日本にやってくるコハクチョウはもっと黄色い部分が大きいですね。この画像はクロップしてます。  Duck Unlimited がいくつかのブラインドを設置してくれています。とても短いですが気持ちの良いトレイルです。鳥見人がやってくる場所です。昔なじみのバスドライバーと出会いました。クリストファー、おまえもかっ…。  もうすぐ鳥達はさらに移動し、湖は凍ります。鳥を見る頻度は減りますが、フクロウなど大物を探す季節がやってきます。

2009年10月19日月曜日

フェスティバル オブ イーグル

 今年も秋の渡りのシーズンがやって来ました。近くの湖にはハクチョウたちの姿が見られます。
 バンフ、キャンモア、カナナスキス、クロウズネストはイーグルハイウェイと呼ばれる猛禽類の渡りのルート上にあります。イヌワシたちは切り立ったロッキーの山肌で起きる上昇気流を捉えて高度を上げ、一気に谷を渡っていきます。
 この猛禽の渡りを記念して、フェスティバル・オブ・イーグルが毎年10月に行われます。
 そしてこの催しには、アルバータ・バード・オブ・プレイ・センターから珍しい鳥たちがやって来てくれます。フクロウやワシを間近に眺めるチャンスです。今回の画像はクロップ無しです。

スピリット:イヌワシ(Golden Eagle)彼のこの右目はほとんど見えていません。

フーバー:コミミズク(short-eared Owl)平原で地上から3mぐらいの高さをひらひらと飛ぶ姿を見たことがあります。あまり羽角が目立ちません。

ケス:アメリカチョウゲンボウ(American Kestrel)彼らは紫外線を見ることができる様です。目の下の黒い模様はスポーツ選手がまぶしさよけに目の下に黒いシールを貼るのと同じ効果があるそうです。

エドガー:メンフクロウ(Barn Owl)カナダでは、BC南部やオンタリオ南部でしか見られません。
アレックスJr.:アナホリフクロウ(Burrowing Owl)絶滅危惧種です。かつて生息していたBC南部には復活を期待して名付けられた“Burrowing Owl”というワイナリーがあります。とてもおいしいワインを造ります。
ミスターボーグル:アメリカワシミミズク(Great Horned Owl)
顔の前面に両目のあるフクロウは、人間の顔を思わせるせいか、古来、知恵の象徴とされてきました。思慮深い眼差しをしています。
おまけ:なんとなく同じような顔をしています。

2009年10月12日月曜日

フタオビチドリ

 突然の寒波で湖は凍り、辺りは一面の雪景色に変わりました。どうやら10月の最低気温の記録を更新したらしい…。
 水の流れのおかげで凍りきらなかった場所にフタオビチドリ(Killdeer)が餌を漁っていました。 近くに何羽かいるらしく時折、独特な鳴き声が聞こえます。英語の名は鳴き声が“キルディア”と聞こえるから名付けられたらしい。和名は見た通りの胸元に見える二つの黒い帯から付けられています。 地面に石で周りを囲っただけの巣をつくり、石に良く似た模様の卵を産みます。巣作りに苦労をしないくせに巣に近づくものがいると片方の羽を伸ばし、いかにも瀕死の様子を見せて、近づくものの注意を引きつつ巣から遠ざかる“偽傷行動”をとります。

 ウタスズメ(Song Sparrow)だと思って撮ってたんですけど、何かちょっと違う気がする。この鳥何でしょう?ちょっとクロップしました。 空には猛禽の姿が…。昨日はハイイロチュウヒ(Northern Harrier)が飛んでました。これはケアシノスリ(Rough-legged Hawk)だろうか?やっぱりよくわかりません。これも遠かったんでクロップです。

 来週はイーグルフェスティバルです。今年もグロットーには登れなかった…。

2009年10月5日月曜日

秋、見なれた場所も…

秋の森を歩くのが好きです。黄金色のアスペンはざわめきを聞きながら…。ロッジポールは風にきしみ、リスは忙しそうに走りまわります。ローズヒップとバンチベリーは緑の森に赤い彩りをひかえめに添えています。 10月にはいってロッキーは急に寒くなってきました。この週末は雪が降り、山は雪化粧、街にも少し積もりました。黄葉の季節なのに明るい日差しは期待できそうにありません。ならば…とあまり天気に左右されなくて薄暗いとかえって都合が良いところへ出かけてみましょう。
 観光名所の渓谷は雪模様のこんな日でも結構な人で賑わっていました。トレイルを少し離れてみるとそこには滝の音だけが聞こえる静かな場所が…。
こんな滝の写真が撮ってみたかったんです。