2016年3月29日火曜日

花の図鑑 1 クロッカス

春一番の花、プレーリー・クロッカスが咲き始めました。

英語での名前: Prairie Crocus または Pasque flower
クロッカスはアヤメ科クロッカス属なのでいわゆるクロッカスではありません。でも春一番に咲くこと、紫色がクロッカスによく似てます。
“Pasque”は古いフランス語で復活祭のこと。イースターの頃に花が咲くのでこう呼ばれるらしい。ちなみにフランス語で復活祭は“Paques”です。

学名: Anemone patens または Pulsatilla patens
キンポウゲ科イチリンソウ属、または、オキナグサ属。Wikipediaではオキナグサ属で記載。
種名は“広がり”の意、開いた花の様子から名付けられた。

水はけの良い場所を好み、日当たりの良い斜面や草地に2~4cmぐらいの花が咲きます。花弁はなく薄紫色の花弁状のものは萼片。中の白い花柱と黄色い雄蕊はたくさんあり、全体に細かい毛が生えています。

花をのぞいて見るととかなりの確率で中には蜂のような虫がいます。雄蕊の根元に潜り込んでます。
いくつかの花が同じ株から咲いていると目立ちます。花の終わる頃に丈が伸びて、切れ込みの多い葉も延びてきます。

同じ丘の斜面にはキジムシロの仲間(Early Cinquefoil)も咲いてます。

花の季節が始まると忙しくなってきますね。シリーズ化できるだろうか?



追記 4月21日
花が終わると葉が茂り、花茎の跡もわかりづらくなってしまいます。まだまだクロッカスはたくさん咲きますが、早くに咲いていた花の後も撮ってみました。