2008年6月23日月曜日

オオアオサギ

ハシグロアビ(Common Loon)の巣の様子を見に行くと、近くにオオアオサギ(Great Blue Heron)がじっとたたずんでいました。たぶん魚を狙っているんでしょう。ほとんど動かずにじっと水面を見つめていました。
遠く対岸の方からは、アメリカゴイサギ(American Bittern)の"トッポン、トッポン"という独特の声が聞こえていました。

アツモリソウ 黄色





黄色のアツモリソウの仲間が花盛りです。

4月、5月と寒い日が続いたせいか、昨年に比べると2週間ぐらいは開花が遅れていました。

日本では希少なカラフトアツモリソウの仲間がたくさん咲く様子はなかなか見事です。








2008年6月18日水曜日

アツモリソウ



アツモリソウの仲間が咲きました。
この辺りで見られるアツモリソウの仲間は4つあります。
ピンク色のacauleは北の方の限られた場所にしか咲かないようです。残念ながら見たことがありません。
黄色のCalceolus(…たぶん。parviflorumかもしれないし、pubescensかもしれない。)は今が盛りです。
小さな白い花のPasserinumにはまだ少し早いですね。

私はこのmontanum(Mountain Lady's slipper)が一番好きです。希少な花ですし…。
…しかし、ここに咲いているのは黄色の花との交配種かもしれません。うっすらと黄色が混じっている様な気がします。






2008年6月16日月曜日

アオライチョウ


アオライチョウ(Blue Grouse)に会いました。
ライチョウといっても冬に白い羽毛には変わりません。
比較的大きい鳥でキジぐらいの大きさです。(尾羽は長くありません。)
亜高山では比較的よく見られる鳥ですが、こんなに近づいても逃げなかったのは珍しいですね。
追いかけるとスプルース(エゾマツの仲間)の枝の下に隠れながら歩いて移動していきます。
どうして飛んで逃げないんでしょうね。やはり飛ぶのが苦手なんでしょうか。

ヒメハチドリ

ヒメハチドリ(Calliope Hummingbird)

ハチドリの求愛のディスプレイを初めて見ました。まっすぐに上昇してホバリングしたかと思うとすごいスピードで急降下します。急降下した先はウィロウの枝先、そこにはメスがいました。枝の近くでホバリングしたかと思うと急上昇、急降下を繰り返します。
なかなか激しい求愛行動です。ハチドリの飛行中の鼓動は1分間に1250を数えるそうです。

エボシクマゲラ


エボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)のメスが一生懸命に木をつついて虫を食べていました。あんまり夢中だったものですから、カメラを持って近づく奴がいてもあんまり気にしなかったのかもしれません。尾羽でしっかり身体を支える様子やメスはおでこの部分は赤くないんだ…というのがよくわかります。

2008年6月2日月曜日

ヒメホテイラン


ランの花は受粉を行う昆虫にアトラクトするために独特の進化を続けてきました。
蜜もないのに花の形と香りで虫をだまして花に立ち寄らせます。
野生のランには小さくて可憐な花が多いのですが、近づいてよく見ると少しグロテスクな気もします。
英語での名前は、Venus's Slipper(Calypso bulbosa)。学名のCalypsoはAtlasの娘、ギリシャ語で“隠れること”意味しています。
カリプソ属は世界中にこの種と亜種だけです。