2009年7月27日月曜日

花ハイク

7月も下旬になると標高の高いメドウにお花がたくさん見られるようになります。車で2000m以上の地点まで行くことのできるここは花を見ながらのお気軽ハイキングにはもってこいの場所です。
あんまり歩きたがらない子供たちと一緒に湖の見えるところまで登ってみました。インディアンペイントブラシやツガザクラ、イワヒゲ(Heather etc.)がきれいでした。ツガザクラ属(Pink Mountain Heather)マメ科の植物のように窒素固定微生物と根粒を作るチョウノスケソウ(White Mountain Avens)は森林限界付近のガレ場に群落を作り、たくさん咲いていました。マーモット(Hoary Marmot)がトレイルのすぐ脇でこちらをうかがっていました。

2009年7月21日火曜日

久しぶりのツアー

10人の高校生と1週間ほどのツアーを楽しんできました。
普通の観光とは一味違ったこのツアーは恐竜の化石を調べることから始まりました。世界的に知られる古生物博物館をじっくり見学し、発掘の擬似体験をし、バッドランドを歩いてみました。

Archaeopteryx siemensii アメリカの博物館から借りてきた始祖鳥の化石が展示されていました。

ほんの少しのトラブルのおかげで予定が変わり、思わぬピクニックを楽しむことになりましたね。そしてロッキーへ向かいます。あのピクニックテーブルを訪れた日本人ツアーは君たちが初めてだろうね。…たぶん。

氷河の上を皆で歩き、データの測定を行い、ロッキーの氷河を満喫してきました。

赤丸の中は“ダートコーン”です。
ジャスパーの街を見て、湖畔の植物を観察し、巣立ったばかりの小鳥たちを眺め、美しい色の湖に感動しました。楽しそうで、まじめな君たちを見ていたら、ずいぶん前の高校時代を少し思い出しました。きっと君たちも、これからやってくるであろう厳しい現実に悩み、翻弄されるのだと思います。 急いでいる時ほど、踏み切りに列車があらわれるものだからね。人生は…。

始まるまでは、案内することにとても不安がありました。こんな難しそうなツアー、ちゃんとできるんだろうかと…。
君たちの笑顔が力を貸してくれたような気がします。確かに今回はよくしゃべったからね。

悩み多き年頃だった自分が好きだった本の中の台詞があります。ツアーでは言わなかったけど…。
“If you want freedom and joy so much, can't you see it's not anywhere outside of you?”

みんな、がんばってください。そして、ありがとう。

2009年7月15日水曜日

7月13日 ミドリツバメ(Tree Swarrow)

あまり良いお天気とはいえない朝、我が家のテラスにミドリツバメが一羽やって来ました。
周りをスイスイと仲間たちが飛ぶ中、なぜかこの鳥は静かに羽を休めています。窓ガラス越しではありましたが、間近で見ることができました。
金属のような光沢のある青緑をした背中の色がなんとも鮮やかでした。
フィーダーにやって来たハチドリの羽音に驚いた様に飛び去って行きました。

今週末はツアーでお出かけなのでブログのアップはできそうにありません。

2009年7月12日日曜日

蚊に刺されながら

キャンプには行かず、スタンピードに子供たちを連れて行くことにしました。久しぶりの人ごみを歩いて少し疲れれてしまったみたいです。ちょっとしたことでイライラしてしまいます。

翌日はいいお天気でしたが、日がな一日コンピューターのグレードアップに費やしてしまいました。
火をおこしてBBQの夕食を済ませてから、長男と少し歩いてみました。
日暮れ近くの木立は少し暗くなりかけていて…蚊が多い。
ほんの数分の散歩の間に十数か所も刺されてしまいました。

Butter and Eggs(ゴマノハグサ科ウンラン属)
外来種であちこちに進出して来るので嫌われてしまいます。クローズアップはなかなかきれいですが…。

2009年7月4日土曜日

マウンテンレディスリッパー(Mountain lady's slipper)

久しぶりにハイキングをしてきました。
お目当てはレディスリッパー(Mountain Lady's slipper)です。これで今年のレディスリッパー詣ではおしまいですね。
ついでにこの花が咲くトレイルを歩いて来ました。海抜1340mの山地帯(Montaine zone)から始まり、2395mの高山帯(Alpine zone)までにまたがるこのトレイルは植層の変化に連れて花の種類が多彩でとても楽しい場所です。
キイチゴの仲間(Thimbleberry)が咲く森からスタートします。レディスリッパーもこの辺りに咲いています。中腹の雪崩の跡には黄色のカタクリがたくさん咲いています。目的地は森林限界周辺で木もまばらになってきます。紫色のユキノシタの仲間(Purple Saxifrage)です。高山や極圏でないと見られません。
そういえば出会うハイカーがみんな“熊がいたから気をつけて”と声をかけてくれました。確かに新しい堀痕もいくつか見かけました。この辺りは熊も多いんですね。次からは一人で行くのはやめようかな。