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2017年5月21日日曜日

仕事にEOSを持ち出してみる。5月20日

良いお天気に恵まれたカナディアン・ロッキー観光の日、珍しくガイドじゃなくてバスの運転手を担当しました。これはチャンスでしょ、ひさしぶりに一眼レフを持ち出して仕事の合間に写真を撮ります。おまけにコロンビア大氷原だけじゃなくてエメラルド湖にも行ってしまう欲張りツアーです。

花が咲き始め、鳥の声も賑やかになる春のロッキー、観光名所の絵葉書的景色ではない山や鳥や花を載せてみます。

まずはクロウフット氷河のワタリガラス(Common Raven、Corvus corax)から。
日本では冬の北海道に飛来するだけの希少なカラス。バスやキャンピングカーなどたくさんの車がやってくる駐車場で愛嬌を振りまいています。高度な社会性を持つと考えられている賢い鳥です。
これがクロウフット氷河。
全体の形は“カラスの足”のように見えます。氷河の青をクローズアップで。

観光客は景色に夢中ですけど、実はボウ湖の駐車場ではいろんな鳥が見られるんです。

人や車の近くでおこぼれを探しているのはカウバード(Brown-headed Cowbird、Molothrus ater)です。
“ピコピコピー”ってなゲーム機みたいなかわいい声なんですけど、ほかの鳥に自分の卵と子育てを押し付ける(托卵)をするズルい鳥です。

除雪の塊の上でさえずるのはミヤマシトド(White-crowned Sparrow、Zonotrichia leucophrys)です。
このさえずりの英語での聞き倣しは“I wanna go pee pee now”といいます。うちの子供たちはこの鳥の声だけはすぐに覚えました。

同じ雪の山にカオグロシトド(Harris's Sparrow、Zonotrichia querula)。
渡りの途中でしょうか?初めて見ました。顔の黒い変顔の雀です。

そしてトイレ休憩のドライブイン、クロッシングでも観光客たちはトイレと売店へ向かいますが、この時期しか見られない花を見に行きましょう。
ホテイランの仲間(Venus's slipper、Calypso bulbosa)がロッジポール松の林床に咲きます。

ここクロッシングからの山をパノラマでなくズームでとらえるのも楽しいです。
アウトラムとフォーブス。
そして、裏山に当たるウィルソン。

コロンビア大氷原では、昼食や雪上車観光などのアトラクションに時間がかかりますから、3時間ほどの休憩時間ができます。(運転手だけですよ。ガイドの時はこの間も働いてます。)
氷河の絶景が見える場所でタイムラプス(facebookに投稿してあります。)を撮りながら、お弁当を食べました。
それから、モレーンの上に。この日カメラを持ってきた一番の理由はここでフタオビチドリ(Killdeer、Charadrius vociferus)を撮ることです。これは鳴いている瞬間です。
そして飛翔。
さらに別の鳴き方。
営巣して子育てが始まったら、偽傷行動とかも見られるかなぁ?

ついでにシマリス(Least chipmunk、Tamias minimus)。なかなかかわいらしいポーズをきめてくれました。


ツアーの終わりには氷が消えたエメラルド湖へ。ここは近辺で最も早く黄色いカタクリの花(Glacier Lily、Erythronium grandiflorum)が見られる場所です。

ちょっと行程を詰め込み気味な典型的な周遊ツアーでしたが、お天気も良く参加された皆様も楽しんでいたようです。こんなにいろんな写真が撮れたし、めでたし、めでたし。

2012年9月4日火曜日

偶には田中ちゃんを見習って下見をする。

…というか、今のところ行程にはかすってもいないんですが、クロウズネストまで行ってきました。夏休みも終わり、子供達も学校なので一人でお出掛けです。

1992年に見つかったイヌワシをはじめとする猛禽たちの渡りのルートがカナディアン・ロッキーにあります。キャンモアやカナナスキスでこの渡りが見られるんですが、TheRocky Mountain Eagle Research Foundation の観察は最近、クロウズネスト・パスで行われています。この秋の渡りを見にいらっしゃるツアーがあるのでロケハンだけしてきました。(今のところ、クロウズネストまでは行程に入ってないんですけどね。)

いい機会なんでハイウッドからプラトー・マウンテンを経由してみました。なかなかすごい砂利道でした、お客様と一緒じゃ無理ですね。
クロウズネストの観察ポイントはフランク・スライドという大きな土砂崩れ痕の近くにあります。
観察ポイントのパノラマ画像。右端の峰に登る事もあるようです。1時間の急登を覚悟しなければなりませんが…。
上記のトレイル・ヘッドを確かめに行ってみました。これまたひっどい砂利道で自分の車では行きたくないなぁっていうところでした。眺めの良いところでラーメン・ランチです。
新しいおもちゃ。カルガリーで買ったちびっ子ストーブ(Optimus Crux)。
見たことのない花が咲いてました。ヨーロッパからの外来種のようです。(ムラサキ科Blueweed)
クロウズネスト・マウンテンもチラッと見て。
帰り道のハイウェイでイヌワシ(Golden Eagle)が飛ぶのを見ました。ラッキー。
あんまりうれしかったので、あまり良い写りではないんですが、2枚ほどアップ。
アカオノスリ(Red-tailed Hawk)は10羽以上を見ました。これは多分巣立ったばかりの若い鳥だと思います。
画像はありませんが、他にもアレチノスリ(Swainson’s Hawk)やハイイロチュウヒ(Northern Harrier)も見ました。
やっぱり、カルガリーの1泊をピンチャー・クリークかウォータートン辺りに移して、クロウズネストにも行った方が楽しいかもしれません。

2011年4月9日土曜日

春を探して?

 4月にはいっても雪の降る今年のロッキーでは、春はまだまだ探しに行くもののようです。

 3日間のツアーを終えてお休みになった今日はバンフの近くをすこし周って春を探してみました。

 まずはハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)の歌声から。英語での聞きなしでは“コンクリ~ト konk-a-ree”といわれています。でも、私には“ここい~よ”っていう風に聞こえています。ね、鵜沢さん。

 ハゴロモガラスの声に混じって、別の声が聞こえてきます。ウタスズメ(Song Sparrow)です。張り合うように歌声を響かせています。

 場所を変えて、今度は春一番に咲く花を探してみます。雪の少なかった昨年はずいぶん早く(3月20日)にこの花、プレーリークロッカス(Prairie Crocus)が咲いているのを見つけて驚いたことを覚えています。

歩き始めるとやはり春になると戻ってくるコマツグミ(American Robin)が道案内をするように木々の合間を飛び交って行きます。

 電話のベルが鳴るような声が聞こえてきます。雪の解けた針葉樹の根元にユキヒメドリ(Dark-eyed Junco)がいます。

 ロッジポールの森の中からは“コツコツ”と樹をたたく音が聞こえてきます。ミユビゲラ(American three-toed Woodpecker)の登場です。今回は雄のミユビゲラを間近で見ることができましたよ。

 いよいよクロッカスの丘の上にやってきました。目を凝らして地面を見ますが、紫色の花は見つかりません。やはりまだ早かっただろうか…。奥の湖の対岸辺りからエボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)のドラミングが聞こえています。

 あきらめて先に進むと別のキツツキが樹の梢の辺りを盛んにたたいているのが聞こえてきます。雪を踏んで林の中に入ります。枯れかけたロッジポールパインにミユビゲラがいました。

 トレイルに戻ろうと林を進んでいくとシカが喰われた跡に出くわしました。近くの土の上に大きなK-9の足跡がありましたから、きっとオオカミの仕業でしょう。


 日当たりのよい丘のふもとを通って帰ると、たくさんの毛に覆われたクロッカスの蕾が顔を出しているのをついに見つけました。花が開くにはまだ数日かかりそうですが、春はやっぱりロッキーにもやってきていましたね。

 *鳥の画像はハゴロモガラスの動画以外、クロップしてます。