2013年6月29日土曜日

花ハイク、その二:グレーシャー・リリー

第二日のテーマはカタクリ。カナディアン・ロッキーに自生するのは黄色いカタクリの花(Glacier lily)。カタクリの群生というのは日本人に特に訴えるものがあるらしく、抜群の人気を誇る花です。大群落で知られるヒーリー・パスへの道路が洪水の被害で使えない今年。どこでカタクリを見ようか?!下見をした甲斐がありましたね。

タカカウの滝を見ながら登り始めるも、進まない進まない。
 エメラルド色の湖で記念撮影。
湖畔にはこんなカタクリの群落が見られます。
 ハイキングの後、エメラルド湖へ。
 ここからは今日の花々。
白いけどキンバイソウ属の花(White globeflower)。
 下見の時には咲いてなかったブルーベリーの花が一杯。
(Oval-leaved blueberry)
 雪解けといえばこのイチゲ(Western anemone)。
 そして、主役のグレーシャ-・リリー達。
 スベリヒユの仲間(Spring beauty)のピンクが可愛い。
 まだまだ並ぶ蕾たち。
 湖に映える鮮やかな黄。
 エメラルド湖ではアツモリソウ(Yellow lady's slipper)も。
 3種目の白いアツモリソウ(Mountain lady's slipper)。この花は珍しいですよ。
この時季にロッキーにいらっしゃる方にはぜひ見せてあげたい黄色いカタクリと白いアツモリソウ。ヨーホー特有のにわか雨にも降られることもなく楽しめました。
一番真剣に写真を撮っていたのはもちろん私です。



2013年6月28日金曜日

花ハイク、その一:アツモリソウ

 小市さんの花のカナディアンロッキー・ツアー。第一日目のテーマはアツモリソウ、トレイルのそこかしこで黄色いアツモリソウ(Yellow lady's slipper)の見られるヤムヌスカへ。
ヤムヌスカを背景に出発前の皆さん。
 最初の展望台で写真を撮る小市さん。今年こそサインをもらわなくっちゃ。
 良いお天気に恵まれて、この日見た花は50種にも…。
 スイカズラの仲間(Twining honeysuckle)。逆光に透ける葉脈がきれいです。
 フウロソウの仲間(White geranium)
 ゴマノハグサ科(Indian paintbrush)。緑の角がGaleaというかぶと状体の花。
 いつ見ても不思議な形だと思う。黄色いアツモリソウ。
 マンネングサの仲間(Common stonecrop)
 イワブクロの仲間(Blue beardtongue)。目に鮮やかな青。
 白いアツモリソウ(Sparrow's egg lady's slipper)。ようやく咲き始めました。
明日もたくさん花をみるぞ~。

6月26日 下見の花々

 下見に行った湖の色、花々を記録しておかなくっちゃね。
 開いたばかりのキンバイソウの仲間(Globe flower)
 黄色いスミレ(Evergreen violet)
 黄色いカタクリ(Glacier lily)
 “春のはかない命”と呼ばれるカタクリは雪解けと共に一斉に開く。
 湖に望むカタクリ
 スベリヒユの仲間です。(Spring beauty)
 これは別の場所で。白いアツモリソウ(Mountain lady's slipper)
 毎年見ていますが、この株はみごとに花をつけます。
 ゴゼンタチバナ(Bunchberry)のクローズアップ
 ズダヤクシュの仲間(Foam flower)
 ヨーホーにはシダがある。そして美しい。
ちょっと急いで画像をアップ。ツアーもアップしないと…。

2013年6月26日水曜日

運がいいのか、悪いのか、旅彩彩。

6月19日の夜半から降り始めた雨は勢いを増し、21日まで降り続けました。実に90年ぶりという増水を巻き起こし、南アルバータに甚大な被害をもたらしました。
そんな6月20日、日本からひとつツアーが到着しました。ハイウェイはすでに閉鎖されていた為、出迎えているはずのガイドはおらず、急遽カルガリーに滞在することになってしまいました。それでも翌日は停電しているホテルから、なんとか開いているハイウェイを通ってジャスパーへ向かうことができました。この日カルガリーの中心街は浸水の為に閉鎖されます。何とも奇跡的な脱出です。

 なんとかジャスパーでツアーに合流し、ロッキー観光が始まりました。まずはコロンビア大氷原の雪上車観光。
ジャスパーに連泊してのんびり過ごすっていうのも企画意図のひとつ。マリーン渓谷の橋。
メディスン湖ではクマが湖畔を歩きました。
タカカウ滝に向かう途中では雄のムース。
クロクマは5、6頭見ましたね。ハイイログマも大きな奴を1頭。ムースにいたっては雄を含めて4頭も見ました。

もうひとつの企画意図が花を見ながら歩くということ。エメラルド湖畔では少し雨に降られてしまいましたが、たくさんお花が見られて良かった。少しホッとしました。
この時見た花をいくつか載せておきましょう。
オダマキの仲間 (Yellow Columbine)
スミレの仲間(Western Canada Violet)
ゴゼンタチバナ(Bunchberry または Dwarf dogwood)
ランの仲間(Round-leaved orchid)
そして黄色いアツモリソウ(Yellow lady's slipper)
さらに珍しい、白いアツモリソウ(Mountain lady's slipper)

たくさんの動物とぎりぎりで雨を避けながら、カナディアンロッキーをご覧いただきました。
これに懲りずにまた来たい…と思っていただけたら、ガイド冥利に尽きるというものです。

運転を担当していただいた秋葉さん、寝る間もなかった添乗の金光さん、お疲れ様でした。

2013年6月18日火曜日

バンフのレディスリッパー

6月だというのに珍しくお休み。しかも連休になりそうな気配です。そろそろ咲いただろうバンフの街中に咲く黄色いアツモリソウを見に行きます。
歩いて出かけたので、今回も潔く短焦点レンズ1つだけにしました。しかもマクロでないやつ…。

アツモリソウ(Yellow lady's slipper)はちょうど見頃を迎えてました。
すぐ近くを大型バスが通るこんな場所にも咲いてるなんて不思議な気分ですね。
 ロッジポールパインの林の中にはクレマティス(Blue clematis)や、
ホテイラン(Venus slipper)がまだ咲いていました。
明日は鳥用のレンズを付けて出かけてみようか…。