2016年1月11日月曜日

やっぱり、シロフクロウが見たい

年も明けて落ち着いて、珍しく夫婦でそろってお休みになりました。スノーシューもクロカンも興味のない奥さんもシロフクロウは見たいと仰る。ならば、前回見れなかったことでもあり、平原にフクロウ探しに二人で出掛けてみました。
とはいえ、休みの我が家はのんびりとしてまして、早朝から出掛けるような気概はなく…。ブランチ気味のパンケーキなどを食して、昼近くからのんびりと出発です。

まず見つけたのはケアシノスリ(Rough-legged hawk)。飛んでくるところを見つけたら街灯に止まりました。西部では10%ぐらいしか見られない色の濃いDark morphです。この後、糞をして飛び立つと近くにホバリングして獲物を探してました。

この辺りからいつものシロフクロウ地域に入ります。さすが日曜日です。他にも鳥を見てる(探してる。)らしい車をいくつか見かけます。そんな赤いピックアップトラックが止まっていたところにはベニヒワ(Redpoll)の群れがいました。

さらに別の群れを見つけたらしいトラックを追い越していくと遠くにフクロウらしい影が飛んでいます。翻る羽がなんとなく白い…。シロフクロウか?と思いきや地上から数メートルの高さをヒラヒラと飛んでなかなか止まりません。こんな飛び方をするフクロウを前にも見たことがあります。コミミズク(Short-eared owl)です。2羽が飛んでいましたが遠い、遠い。
遠くロッキーの山を背景に下を向いて獲物を探すコミミズク。
少し距離はあったけれども2羽のコミミズクが狩をする様子を双眼鏡で眺めていました。坂本さんたちと見て以来なだなぁ、コミミズク。

今回もシロフクロウは見られないのか…、と思いつつ、いつものエリアを走っていると、ハマヒバリ(Horned lark)が未舗装の道路から飛び立ちます。
シロフクロウを探しに来るとよく見かける鳥です。でもこいつばっかり見つけると肝心のシロフクロウがなかなか現れないんです。

そうしていると電柱の上にシルエットが見えてきました。今シーズン初のシロフクロウ(Snowy owl)です。
メスなのか若いオスなのか、相変わらずうまく識別できません。なんとなく羽角のようなものも見えますね。
近づいてもいないのに飛び立ってこちらに向かってきます。すれ違う時になんかチラ見されました。
コミミズクも見たし、シロフクロウの飛び姿も見られたので帰路につきます。カルガリーで買い物もしないと…。
実はこの後の夕焼けの方が綺麗だったんですけど、夕焼けは運転しながら眺めただけでした。平原からのロッキー。

そして、おまけがもう一つ。ほぼ純白のオスのシロフクロウが道路際の柵から飛び立ちました。そのまま近くの電柱に止まります。
すぐ近くで広がった白い翼がとても印象的でした。このような白いオスの方が近づいても逃げないような気がします。

前回、見られなかった時に回った場所と同じところをわずか1時間余り回っただけなんですけど…。
奥さん、曰く「まぁ、羽が生えてるからねぇ。」

今年もフクロウと共に福が来て、良い年になりますように…。