2009年1月26日月曜日

白、赤、赤

 冬の鳥たちを探す…。
 近所の家の垣根の中にフィーダーが掛けてあります。国立公園内ではあまりお勧めできた行為ではないのですが、今朝のようにー30℃まで下がるような冬の日には、鳥たちにとってはありがたい場所になります。フィーダーにはイエスズメ(House Sparrow)たちがたくさん集まっていました。

 人間をうまく利用していく彼らの戦略も観察の価値はあるんですが…、アメリカコガラ(Black-capped Chickadee)の声に誘われて近くの林に目を向けるとムナジロゴジュウカラ(White-breasted Nuthatch)が木の幹を動き回っています。 小型のキツツキと同じようにシロトウヒ(White Spruce)の鱗状になった樹皮をはがしてエサを探しています。

 数メートル離れた木にはネアカゴジュウカラ(Red-breasted Nuthatch)が同じように木の幹を登ったり下ったりしています。頭を下にして木の幹を動き回るのは彼らの特徴ですね。

 バーダーには青い鳥と赤い鳥が人気があるんだそうです。珍しいからなのか単にきれいだからなのかわかりませんが…。冬には赤い鳥を目にすることが多くなるような気がします。代表的なのは、このギンザンマシコ(Pine Grosbeak)です。少し地味な色のメスたちと一緒に小さな群れを作ってシロトウヒの梢に止まっているのを見かけます。

おまけ(この画像はクロップしてます。)かわいいでしょう。

2009年1月17日土曜日

そして、またシロフクロウ

息子のホッキーの試合の為に平原を東へ。…そう、あのシロフクロウが飛ぶ姿を見た日と同じ場所へ行きました。こんないい機会を逃すことはない…と帰路にシロフクロウ探しの遠回りをしてみました。
簡単には見られないだろうなぁ~と思いながら…。

毎日のように鳥のブログを見てフクロウの目撃情報を確認し、ついでに過去3年間の1月中の目撃情報を地図に書き出して、確立の高そうな場所を1箇所だけ狙って行ってみました。
あまり近づくことができず、デジスコもどきをセットする余裕すら与えてくれなかったのであまり良い写真は撮れませんでしたが、まあ証拠写真ということで…。画面中央の杭の上にいます。
中央部分の拡大 真っ白なオスではありませんでしたが、白い翼を広げて飛ぶ姿を久しぶりに近くで見せてもらいました。


追記:こんなアイコンを作ってみました。ブックマークにも現れます。大明神はどうやら子供たちかも…。



2009年1月11日日曜日

ワピチ

ワピチ(Elk)の屍骸を見てきました。Wintergreen田中さんが教えてくれました。私なら興味津々だろうと…。さすがに自分のブログに載せる雰囲気のものではなかった様です。

 きっと列車に轢かれたのでしょう。貨車からこぼれる小麦などの穀物は野生の動物たちにとってとても魅力的なものなのでしょう、線路の近くではよく野生動物が見られます。
 だいぶ前の冬にジャスパーの近くでオオカミに食べられたオオツノヒツジ(BigHorn Sheep)を見たことがありました。やはり肉はほとんど食べられて骨だけが寒そうに残っていました。

 近くの木に集まって見下ろすワタリガラス(Common Raven)たちにとっては御馳走なのでしょうね。きっと…。めでたくもあり、めでたくもなし…。

2009年1月4日日曜日

寒い…。

久しぶりに美しく晴れわたりました。少し不精をして我が家の窓から見た朝焼けの山です。今朝の気温-30℃。周りの家々の屋根の煙突からは蒸気がたくさん上っています。


少しは気温が上がった午後から少し歩いてみました。…でもやっぱり寒い。川も凍ってます。


2009年1月1日木曜日

留守宅訪問

オーロラで有名なイエローナイフが-40℃以下という寒波に見舞われるとおよそ1900km離れたこのロッキーでガイドをしている私がなぜか忙しい。桶屋のように儲かるわけではないところが残念ですが…。

無事に大晦日の仕事を終え、迎える元旦の日。1年の計は元旦にあり…、と申します。
気になっているハクトウワシ(Bald Eagle)の巣の近くまで行ってみようと…。ここ10年以上、春から夏にかけてハクトウワシが子育てに使っている場所です。湖そばの湿地にあり、夏は近づくことができません。早ければ2月頃からハクトウワシの姿が見え始めます。近づくなら今しかないかっと。
ボクシングウィークのセールで新しい冬用のブーツも買ったことだし、スノーシューで歩いてみましょうか。…でもワシが見られるわけじゃないんですけどね。

動物園で見たことのあるハクトウワシの巣はもっと大きく感じました。冬の間は使っていないのでやはり少しは崩れているからでしょうか?巣の真下にはたくさんの枝が落ちてました。
さて、どの辺が“計”だったのか…。