2011年2月23日水曜日

Snowy、Snowy

 今冬のシーズンはよく雪が降ります。シヌックが吹いて暖かいと思ったら、雪が降って、冷え込んで…、もうすぐ3月だというのに明日も -20℃を下回りそうです。
 今朝もバンフはうっすらと新雪に覆われていました。日本からのスキーのお客様はめっきり少なくなってますが、スキー場のコンディションは上々です。

 ツアーがたくさん来ているというわけでもないのにバタバタと日々を過ごしているうちに2月も後半に入ってしまいました。先週末のお休みは子供のホッケーと休養で終わってしまったので、今度こそフクロウだ~。
…でも午後からバンフで予定が入ってしまったので、シロフクロウだけに目標を絞って、早起きして出かけてみました。(ジョ~さん、ごめんね。また今度。)

 昨シーズンは好調だったフクロウ探検隊ですが、今シーズンは今ひとつ。鳥のブログの書き込みも少ないような気がします。いつものフクロウ探検隊とはパターンを変えて(都合もあったんですけど…。)朝から重点地域を廻ってみます。

 幸先よく1羽発見。近づく方向が逆光だったので、スピードをあまり落とさずに横を一旦通過してから電柱1本分の間隔をあけて車を止めます。よかった、飛び立たなかった。

とりあえず、証拠写真的距離で撮影。 ところが、デジスコを用意している間に反対方向から車が…、じっくり観察する間もなく逃げられてしまいました。残念…。でも前回のボウズ、空振りに比べたら、見られただけでもよかった。

 過去の目撃情報をマッピングしたバックロードマップを見ながら、更に進みます。

昨シーズンに最も好調だった場所がこの辺りです。 近辺在住の方は試しに走ってみたらいかが?電柱の上を見ながら…。

 やっぱりここかってな具合で、次の鳥を発見。慎重に距離をとって、今度はデジスコで撮ってみます。素手で作業をしていると指の感覚がなくなるぐらい寒かったです。 三脚を前に車のバンパーに腰掛けてシロフクロウを眺めていると反対側から車が近づいてきます。フクロウのことは気にも留めてないようです。幸いフクロウも気にしなかったらしく飛び立つ気配はありません。私のところまで来た車のおっちゃん、手を振りながらピックアップトラックを止めて一言「おまえさん、大丈夫か?」。この寒さの中、車でも故障して立ち往生してると思ったらしい。
 「大丈夫。シロフクロウ見てるだけだから。」 この辺りの人は優しいね。
 電柱1本分の距離まで近づいたとたんに飛び立っていきました。早い時期にはもっと近づかせてくれるような気がするんですが…。
 飛び姿をもっと近くで撮ってみたいものです。センター部分だけをクロップしてます。
 少し南の方の別の地域も探してみましたが、見当たりませんでした。今日のところは2羽のみ確認です。
 
 次こそ真っ白なオスを…、とまた行くんだろうなぁ、やっぱり。

2011年2月10日木曜日

魅惑のスノーシュー

 -27℃、晴天のバンフは冷えました。更に標高の高いところにスノーシューに出かけて来ました。どうなることやら、しっかり厚着をしておこう。
 絶好の天気のなか、ふっかふっかの新雪にスノーシューで踏み込んでいく。寒くない、不思議とちっとも寒くない、立春を過ぎた太陽の力か…。すばらしい。

ミスタヤバレーを背景にWintergreen 田中さん
い~んだ。どうせガキっぽいんだから。photo by Wintergreen 田中さん
ちなみに田中さんは昼食の後、顔からいってました。雪面はキラキラ。ちょっと液晶モニターを倒して見て下さい。そよ風に樹の枝に積もった雪が舞う。青空を背景に光る。モミの樹の元の雪面には紫がかった種が散らばっている。
初登場の本人。photo by 小粒さん
あ~、楽しかった。

2011年2月4日金曜日

交通事故

あっと思った時には通り過ぎていた…。あたったかもしれない…、大丈夫かなぁ?


この時期に見られる小さな冬鳥たち(ベニヒワ、ハギマシコ、ギンザンマシコなど)は道路の真ん中に良く降りています。多分、融雪剤を食べてるんだと思う。

これは道に下りてるギンザンマシコ(Pine Grosbeak)デジタルズーム、そしてクロップ。
 トビークリークロードでそんな鳥を1羽はねてしまいました。乗客は全く気が付いてなかったけど…。
バンフで休憩した時に車のフロントグリルを見ると小鳥が1羽、はさまってました。誰にも気付かれないうちにそっとはずしておこうっと。


 20年ぐらい前にバンクーバーに車で行った時のことを思い出しました。その時はベニヒワ(Common Redpoll)だったと思う。当時できたばかりだったウォーターフロントホテルのベルマンがフロントグリルを指差して何か言ってる。ブロックヒーターのプラグがそんなに珍しいか?っと思ったらグリルに小鳥がついてた。
小鳥の屍骸を包みながら、そんなことを思い出していました。

 持ち帰った鳥の屍骸を確認するとなんとイスカ(Red Crossbill)の雌でした。かわいそうなことをした。
足で松毬を押さえて、互い違いの嘴で隙間を器用に広げて種を食べます。以前、ナキイスカ(White-winged Crossbill)がそんな風に食事をしているのを見たことがあります。
BBCのプラネットアースの中にもそんなシーンがあったっけ。

それでもこんな機会はめったにないので、しっかり観察させていただきました。足の爪嘴に特徴があります。 春になって雪がとけたら家の裏の方にでも埋めてあげよう。

合掌。

2011年2月1日火曜日

スノーシュー

 雪のあがった日曜の午後、久しぶりにスノーシューに出かけてみました。最近、めっきりお父さんとは遊んでくれないリクが珍しく付き合ってくれました。
 まあ、気温は下がってますし、あまり遠くには出かけずに小1時間ほどのお散歩です。

あまり風も吹いてないのに木の枝からはキラキラと雪が舞っています。
誰もいないひっそりとした池の上を歩いています。私のシューはメイドインカナダのトラディショナルスタイル。特別なテクニックは必要ありません。でも斜面で転ぶと…、なかなか起き上がれません。上り坂に苦しんでるところをお父さんに襲われたリク。これはそそのかされてわざとやってます。…やっぱりなかなか起き上がれません。
 急斜面を駆け下りて、人型を残し、雪の上を転がり、坂を登って帰ってきました。スノーシューのお散歩が気に入ったリクオ君は次もまたお父さんに付き合ってくれるそうです。