2014年5月29日木曜日

幸せの青い鳥と遊んでもらう。

まだ咲いてないだろうと思ってはいても休みになったのでアツモリソウを見に行こうと出かけてみました。
メニースプリングスのトレイルはビーバーが活躍し過ぎたおかげで水浸しになってしまって閉鎖されたようなので別の場所に行ってみました。自然保護される公園でもないその場所には重機がはいってメチャメチャに踏みあわされてました…。
ここではトチナイソウ(Rock Jasmine)を撮ってみました。ここ、アツモリソウは咲くのだろうか…。

気を取り直して、ブルーバードを見に行こう。

最初はこんな感じで遠くから見てるんです。
車を盾に使ったりしながら、少しづつ近づいたり、逃げられたり…。

つがいになったオスとメスは巣箱の近くに留まっているものなんです。脅かさないように静かに近くで観察していればチャンスはあるんです。
幸せの青い鳥、ムジルリツグミ(Mountain Bluebird)。
鳥にはよくあることですが、メスは地味です。
 
巣箱の近くのアメリカヤマナラシ(Trembling Aspen)に止まっています。
オス
とメス
オスは盛んに羽繕いをしています。落ち着きがないですね。
メスは何かどっしりと構えているような…。尾羽に少し青が見えます。
あまり刺激しないように写真を撮ったらさっさと巣箱から離れます。

帰り道に巣の近くの電柱に止まるミサゴ(Osprey)も見ました。

ブルーバードを見た場所で見かけたスズメの仲間です。何だと思います?


2014年5月28日水曜日

妖精たちの跡

一雨ごとに温度が上がり、見る見るうちに若葉が茂り始めています。エゾノウワミゾザクラ(Mayday)の白い花も咲き始めましたね。
花壇の花々が見られるのはもう少し先のバンフですが、森の中には“春の妖精たち”が見られるようになりました。いくつかの高山植物が咲き始めましたが、やはりこの時期に目立つのはヒメホテイラン(Venus's slipper)です。夕方からの仕事の前に少しだけ撮ってきました。

背伸びした三姉妹です。
時として大きなパッチの集まりで咲いています。
日本で見られるホテイランはもっと葉の溝が深く、唇弁の裏の距が下に飛び出して見えます。
蜜もない花がマルハナバチをだます為に進化した形です。可憐な花ですが、クローズアップで見るとランの花は妖艶です。

今シーズン初のカタクリモドキ(Shooting Star)も見てきました。

他にもムシトリスミレやトチナイソウも咲き始めていました。画像はこの次ということで…。

このブログも見ている人はとても限られていることは承知してますが、ここで問題です。
この花は何でしょう?

明日の休みはカルガリーに行こうか、カタクリを見に行こうか…。

2014年5月21日水曜日

道はどこへ…

くりかえし咲く花に、
謳う鳥たちに、
稜線を渡る雲に…   想う。

僕は今を精一杯生きているだろうか。

2014年5月19日月曜日

花はまだかと…、鳥を見る。

そろそろ咲いただろうかと出かけてみましたが、やっぱり今年の春は少し寒いのでしょうかね。ホテイラン(Venus's Slipper)の蕾はようやく膨らんできました。
花はとりあえずあきらめて鳥を見ましょうか。

水辺にはキヅタアメリカムシクイ(Yellow-rumped Warbler)がたくさん飛び回っています。のどが白い亜種もたくさんいます。
日当たりのよい草地で餌をあさっていたのかハシボソキツツキ(Northern Flicker)が飛び立って梢に止まります。
そして、カワガラス。いつも見かけるときに限ってカメラを持ってなくてなかなか写真が撮れなかったんです、最近。和名はメキシコカワガラスなのに英名はAmerican Dipperってこれいかに。
瞬膜がおりてポーズをとっている様な姿はまるで歌舞伎役者さんのよう…。
マスの卵を見つけた様で、繰り返し水に潜っていました。

明るさを補正してみたら、ズグロアメリカムシクイ(Blackpoll Warbler)が写ってました。

場所を変えて見たハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)のメス。
鳥と花を探しながら、ブラブラと森を歩いてみましょうよ。きっと楽しいから…。

2014年5月17日土曜日

コミュニティ・バードウォーク

久しぶりに休みの予定が合ったのでバードウォークに参加して来ました。ビクトリア・ウィークエンドの土曜日とあって結構な人出で賑わっていました。老若男女、地元の人もバンフを観光で訪れている人も混じって暖かい陽気を楽しんでいました。

例によって、スコープを持っていくもデジスコ用のカメラを忘れるという失態で、ヒメウタスズメ(Lincoln's Sparrow)が唄うシーンを逃しましたが、一眼レフは持っていきましたから、いくつか小鳥たちを撮ってみました。

ウタスズメ(Song Sparrow)。名前の通り、この季節にはよく唄っています。ヒメウタスズメ(Lincoln's Sparrow)とは頭の形、お腹の模様が少し違います。もちろん歌声も違いますね。

目立って見られたのがキヅタアメリカムシクイ(Yellow-rumpted Warbler)。水辺をたくさん飛び周っています。
のどの色が白い亜種もいますが、名前の通りおしりは黄色です。

湿地の周りの草地にはやはり名前の通りにクサチヒメドリ(Savannah Sparrow)が…。大きく口を開いて唄っています。

参加してた鳥見友達の小学生の男の子に何が見られたか尋ねたところ、開口一番、「マスクラット!」。おまえ、そりゃ、鳥じゃないだろ…。

少しづつ、鳥の声を思い出しながら、暖かくなってきたバンフを歩くのは気持ちがいいですね。

前々回に載せた正体不明の鳥はチャイロツキヒメハイトリ(Soy's Phoebe)でした。

花の季節も始まります。タウンゼンディア

プレーリー・クロッカスに続き2番目に咲く花といえばタウンゼンディア(Hooker's Townsendia)です。
ここでは他にハタザオの仲間(Reflexed rock cress)とスミレの仲間(Early blue violet)が咲いていました。

暖かくなってきたので動物たちも急に活発になってきたみたいです。シマリス(Least Chipmunk)が走り回っています。
場所を変えて。サクラソウの仲間(Dwarf Canadian primrose)も春に早く咲きます。
忙しくなりそうです。

2014年5月6日火曜日

鳥見の季節が始まります。

ゴールデン・ウィークのバンフは春の雪が続いています。コミュニティ・バード・ウォークも始まっているのですが、休みが合わなくてなかなか参加できてません。アメリカキンメフクロウ(Northern Saw-whet Owl)が営巣しているようなので探してみますが、なかなか見つかりませんね、やっぱり。
4月末から散歩しながら撮った鳥たちを載せておきます。

ボウ河畔の樹に止まるハクトウワシ(Bald Eagle)。かなり遠かったですね。ミサゴ(Osprey)が帰ってきているのも見かけました。
ベイマツ(Douglas fir)の森の中で見かけたアメリカキクタダキ(Golden-crowned Kinglet)。後姿ですが、頭の黄色が目立ってます。
 同じ木にやってきたマミジロコガラ(Mountain Chickadee)。頭を上から見てもマミジロがわかるんですね。
これは遠すぎて判別できませんでした。画像を見てもよくわかりません。バード・ウォークに参加できたらジェイソンに聞いてみよう。

今日、5月6日もバンフは雪が舞っています。ようやくやってきたミヤマシトド(White-crowned Sparrow)も寒そうにしています。
我が家のライラックに止まって盛んに歌っていますが、まだあんまり上手じゃないんですよね。若い鳥なんだろうか。