ハイキングツアーの第二弾。ハイキングだけでなく随所に観光も盛りだくさんでした。雨が降ったり止んだりのはっきりしないお天気でしたが、皆さん元気に歩いていただいて、楽しいツアーをさせていただきました。
特別に“花”を意識したツアーということではなかったんですが、雪や増水でコース変更を余儀なくされたことですし、そこはまあね…。やっぱりカメラ持参で歩いてみました。
一日目の花からいくつか紹介しましょう。サンシャインを予定していたものの雪がまだまだ多いのでお花の多いコースに変更です。
ムヨウランの仲間(Spotted coralroot)です。このコースではよく見かけます。
カラフトアツモリソウ(Yellow lady’s slipper)。木陰のこの花やようやく開いたばかりの様です。
にせものタンポポ(Yellow false dandelion)。タンポポとは葉の形が明らかに違います。よく見ると花も…。
マンネングサの仲間(Lance-leaved stonecrop)。ベンケイソウ科の多肉植物は、水分を逃がさないように気温の低い夜の間に気孔を開いて二酸化炭素を取り込み、昼間に気孔を開くことなく光合成を行うCAMと呼ばれる独特の炭酸同化を行います。
二日目。この日も予定コースが増水の為に歩けず、代替案です。黄色のカタクリを見たいというご希望にあわせてみました。日当たりの良いところはもう花は終わりでしたが、木陰にはまだまだ群生といっていいカタクリの花々がありました。
小さな白いスミレ(Kidney-leaved violet)。
三日目。午前中は希望の方だけをレイク・アグネスまで。午後からはヨーホー公園に移動して湖半を散策です。幸か不幸かガイドの分の昼食は手配されていなかったので、皆さんが食事を召し上がっている間に森の貴婦人に会いに行きます。湖半にもいくつか咲くんですが、やはりこのアツモリソウ(Mountain lady’s slipper)の株は立派ですね。
白花のラウンドリーブドオーキッド(Round-leaved Orchid)。ピンク色で白い唇弁に赤紫の点々があるのが一般的ですが、まれに白花があります。
チョウノスケソウの仲間。おそらくうつむいたままあまり開かない黄色の花(Yellow –mountain Avens)と太陽に向かって開く白色の花(White-mountain Avens)の交配したものでしょう。花弁もほんのり黄色みがかっています。
四日目。雪上車による氷河体験の後、氷河の景色を眺めるハイキング。厳しい高山の環境に耐える小さな花々を見てきました。
残雪の上を少し歩いてみました。
紫色のユキノシタの仲間(Purple mountain saxifrage)。
ワスレナグサ(Forget-me-not)。小さな小さな花が咲いていました。
クッション状のマンテマの仲間(Moss campion)。
これまた小さいリンドウ(Moss Gentian)。
五日目。カナディアンロッキーの最高峰、マウントロブソンの麓でハイキング。
バンフの方では見られない赤いオダマキ(Red columbine)がたくさん咲いています。
湖の湖畔で見つけたアツモリソウの仲間(Sparrow’s egg lady’s slipper)。
六日目。最終日は花を撮りながら、ゆっくりハイキング。コンパクトカメラで花を接写するコツなど紹介しながら、また、実際に試してみながら歩いてみました。
このランはロッキーの東側斜面では初めてみました。(Round-leaved rein-orchid)
皆さん、トラムウェイからの景色とロブソンを見に、またロッキーへお越しくださいね。
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