2011年4月12日火曜日

フクロウのカモフラージュ

 春休み最後の日曜日。まずまずのお天気に恵まれて穏やかな春の陽気に恵まれました。特に買い物のあてがあるわけでもないけど、カルガリーに出かけてみます。

 まずはIKEAを一巡り、ここにはスウェーデン食材のお店が併設されています。雑貨を少々衝動買いして、他ではあまりみかけないCloudberryWikiによると日本語ではホロムイイチゴと呼ぶようです。)のジャムを購入。独特なオレンジ色をしてます。

いつもはファーストフードのバーガーで済ますことの多い昼食ですが、きょうは和食の店に。これに気をよくしたのか、普段はあまり付き合ってくれない鳥見に子供たちも付き合ってくれそうです。“フクロウ探検隊”では見ることができなかったアメリカワシミミズク(Great Horned Owl)がいる市内の公園に行ってみます。Wintergreen田中さんから情報は入手済み、ほぼ確実に見られるだろうという場所です。車で道路から見たときには気づきませんでしたが、歩いて戻ると、いました、いました。大きなポプラの幹に寄り添うように目を閉じています すぐ近くで営巣していることは承知ですから、今回は近づいて行かずに少し距離をおいてデジスコで観察です。

見事な擬態のフクロウに気がつかなくても、三脚立てて、あらぬ方向を眺めている人は目立つものですね。スコープの先のフクロウに気づいた人たちがカメラを持ってやってきます。すぐ近くに車を止めてしまう人もいます。週末のこの公園は結構にぎやかですから…。近くで撮ろうと林の中に踏み込んで行く人もいました。逃げるはなぁ、やっぱり。羽が生えてるからね~。

それでもこのオス(たぶん)はあまり遠くには行かずに近くの樹に止まります。十分な距離を保っていれば逃げませんから、スコープでゆっくり見られましたよ。それにしても見事なカモフラージュです。この場所に最初から止まっていたら、気づかなかったかもしれません。 羽角は、夜行性のフクロウが昼間におとなしくしている時のカモフラージュだと説明している本が多いですが、確かにうなずけるものがあります。実際にフクロウを飼っている方のブログに紹介されていた、後ろの方からの音を聞きやすくするために羽角が立つ、という説もありますね。

近くの巣の中にはおそらく抱卵中のメスがいます。少し距離をおいてスコープで見ると樹の洞の中にいるフクロウの一部分(羽角と片目)が見えます。

このフクロウを見ている時にやってきた近所のおばさん曰く、「ここにはフクロウの巣が3つあってね、もうひとつの巣の中にもフクロウがいたわよ。」…ということでこちらの巣も確かめてみました。やはり抱卵中らしく、あまりよく見えませんが、洞の中のフクロウの一部がのぞいています。この画像だけクロップしてます。

そろそろじれてきた子供たちの為にショッピングモールに向かうことにします。遠くにはハクトウワシ(Bald Eagle)が2羽。大きく旋回しながら飛んでいました。

大きく変わってしまった春休みの最後は、フクロウと、そして子供たちが楽しみにしていたラーメン屋さんでしめることになりました。

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