4月にはいっても雪の降る今年のロッキーでは、春はまだまだ探しに行くもののようです。
3日間のツアーを終えてお休みになった今日はバンフの近くをすこし周って春を探してみました。
まずはハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)の歌声から。英語での聞きなしでは“コンクリ~ト konk-a-ree”といわれています。でも、私には“ここい~よ”っていう風に聞こえています。ね、鵜沢さん。
ハゴロモガラスの声に混じって、別の声が聞こえてきます。ウタスズメ(Song Sparrow)です。張り合うように歌声を響かせています。
場所を変えて、今度は春一番に咲く花を探してみます。雪の少なかった昨年はずいぶん早く(3月20日)にこの花、プレーリークロッカス(Prairie Crocus)が咲いているのを見つけて驚いたことを覚えています。
歩き始めるとやはり春になると戻ってくるコマツグミ(American Robin)が道案内をするように木々の合間を飛び交って行きます。
電話のベルが鳴るような声が聞こえてきます。雪の解けた針葉樹の根元にユキヒメドリ(Dark-eyed Junco)がいます。
ロッジポールの森の中からは“コツコツ”と樹をたたく音が聞こえてきます。ミユビゲラ(American three-toed Woodpecker)の登場です。今回は雄のミユビゲラを間近で見ることができましたよ。
いよいよクロッカスの丘の上にやってきました。目を凝らして地面を見ますが、紫色の花は見つかりません。やはりまだ早かっただろうか…。奥の湖の対岸辺りからエボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)のドラミングが聞こえています。
あきらめて先に進むと別のキツツキが樹の梢の辺りを盛んにたたいているのが聞こえてきます。雪を踏んで林の中に入ります。枯れかけたロッジポールパインにミユビゲラがいました。
トレイルに戻ろうと林を進んでいくとシカが喰われた跡に出くわしました。近くの土の上に大きなK-9の足跡がありましたから、きっとオオカミの仕業でしょう。
日当たりのよい丘のふもとを通って帰ると、たくさんの毛に覆われたクロッカスの蕾が顔を出しているのをついに見つけました。花が開くにはまだ数日かかりそうですが、春はやっぱりロッキーにもやってきていましたね。
*鳥の画像はハゴロモガラスの動画以外、クロップしてます。
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