2011年7月10日日曜日

ハイキングツアー

“後で調べよう。”の花は、Blant-leaved Sandwart でした。オオヤマノフスマに近い種の様ですね。

しばらくハイキングが続いてずいぶん日焼けしました。バンフを離れて、モナシー(MONASHEE)、セルカーク(SELKIRK)から始まるこのツアー。例年に比べて雪が多かったおかげで、はじめから予定変更を余儀なくされます。1週間分をまとめてアップします。そんな中で歩いてみたのが、この滝への道。ロッキーに比べるとはるかに湿り気の多いツガの林の中を進みます。おなじみのゴゼンタチバナ(Bunchberry)やQueen’s cup(ツバメオモトの仲間)、スダヤクシュ(Foamflower)やリンネソウ(Twinflower)に混じって、見たことのない花が咲いています。

Western Coral-Root

これもあまり見かけないRound-leaved rein-orchid(ツレサギソウ・ミズトンボ属)

シダも私には新鮮です。

セルカーク山脈のバルー・パスのトレイルへ。ここでもロッキーでは見かけない花をいくつか見つけました。雪が多くて進めなくなる辺りに黄色いカタクリがたくさん咲いていました。こちらのカタクリはどれも大きな株です。

コチャルメラソウの仲間。(Brewer’s Mitrewort)。

Simple-stemed Twisted-stalk(タケシマランの仲間)。

これはおなじみのSpring beauty

ロッキーに戻るとまたもや予定変更。エメラルド湖周辺が熊の為に閉鎖されてしまいました。後の行程を前倒ししてエッフェル湖に向かいます。このトレイルの入り口はよく知られたモレーン湖にあります。スタート前にロックパイル・トレイルからモレーン湖の景色を見ておこう。

次は定番のレイクルイーズへ。連日の好天で温度が上がります。レフロイに雪崩が見られました。

熊による閉鎖が続く、エメラルド湖へもダメもとで出かけました。運のよいことに閉鎖は解除され、湖半のトレイルを1周できました。

カラフトアツモリソウ(Yellow lady's slipper)が花盛り。ついでに白い方(Mountain lady's slipperも。

雨模様のこの日はボウ湖とペイトー湖へ。断続的に降る雨は時折、霙に変わり、虹を呼ぶ。

エルク(American Elk)やミサゴ(Osprey)の巣を見ているとすぐそばにハシボソキツツキ(Northern Flicker)の雛が顔を出す。

最終日に満を持して目指すのはヒーリー・パス(Healy pass)のカタクリの群落この群落の開花にタイミングを合わせるのは難しいんですよ。

途中のキャンプ場でWintergreen田中さんと出会い、ムースの親子の居場所を教えてもらいました。リンク
どこまでも続く黄色いカタクリも素晴らしいのですが、違うところに目が向いてしまうのはへそ曲がりだからかなぁ。水辺のMountain Marsh-Marigold(リュウキンカの仲間)

何となくエーデルワイスみたい…。

最後のおまけは子供づれのハイイログマ(Grizzly Bear)。私たちの目の前の道路を横切っていきました。小熊たちのかわいらしいこと。

このツアーの様子は11月発売の「山と渓谷」おなじく12月発売の「ワンダーホーゲル」に掲載予定です。お楽しみに…。

4 件のコメント:

  1. か…か…かわいーーーーー。。。
    可愛いらしすぎて、どうしましょう。
    3匹の小熊達のつま先ったら…たまりません。

    そして、ハシボソキツツキの雛ですか。
    なんでそんなに愛くるしい表情を見せるのか、
    信じ難い思いです。

    この2枚のショットには、心臓がバクバクしてきました。
    参りましたッ!!

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  2. >3さん
    この小熊たち、かわいいでしょ。道を渡った後立ち上がってじゃれあったり、かわいい姿を見せてくれましたよ。
    まぁ歩いてる時じゃなくてよかったけど…。

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  3. 『3』に続いて、カル。2011年7月12日 10:22

    ほ、本当に。歩いているときは、そんな余裕で、かわいい。。って思えないでしょうねぇ。この間も、Jasperの、キャンプサイトのすぐ手前で、クロ熊出没。ハイウェイ脇、車が並び、人が沢山出て、写真撮ってた。。でも、キャンプ場に向かっちゃったら、どうするんだろぉぉぉぉ。。と、心配になりました。

    見たことのない、お花たちの写真もうれしいです。

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  4. >カルさん
    この親子、最近あの辺りによく姿をみせているみたいですね。車にはねられたりしないことを祈りましょう。

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