たまにはカメラを持たず、双眼鏡も持たずに歩いてみようか…。昼には戻って昼食を作ってあげないといけないし…。
トウヒ(White Spruce)の切り株にはアカリス(Red Squirrel)が食べ散らかした松毬の残骸が残っています。あちらにも、こちらにも。やっぱり顔を見せたリスは、逃げもせず、3mほど離れた枝の上からこちらを見下ろしています。アカリスって目が良かったよなぁ。プルーイット(William Pruitt)の本にでてたよなぁ。でもこいつは逃げないなぁ…。ジョギングする人が近づいて来ると樹上高くに消えて行きました。
トウヒの森の梢からにぎやかな鳥たちの声が聞こえます。かすかに赤い色が見えるような気がする。多分、ナキイスカ(White-winged Crossbill)。トウヒの松毬をひらいて種を食べてるんでしょう。コガラの声も聞こえてきます。川沿いの大きなトウヒの周りでカナダコガラ(Boreal Chickadee)が飛び回っています。枝先に逆さまにぶら下がったりして…。アメリカヤマナラシ(Trembling Aspen)にはキレンジャク(Bohemian Waxwing)。小さな群れがやっぱり梢の辺りを行ったり、来たりしています。 寒さが森を静かにしてしまう様な気がしますが、なかなかどうして、にぎやかですね。 午後からはハクチョウを見に行きます。湖の対岸の浅瀬にアメリカコハクチョウとカナダガンが集まっています。春に比べるとちょっと数が少ないですね。ブラインドからデジスコを構えてみます。画像にしてみると嘴の黄色い点まで良く見えます。ブラインドに向かう途中の新しそうなビーバーの齧り痕。 そして、Snowberry(Symphoricarpos albus スイカズラ科)の白い実。
ホッケーの試合のついでにカルガリーまで足を延ばしてみました。これといってお買い物の予定があったわけではありませんが、たまたま見かけた記事に載ってたベーカリーを目指してファーマーズマーケットに行ってみました。サンクスギビングも過ぎたことだしどんなものかと思っていましたが、なかなか賑わっておりました。このマーケット内のオーガニックのカフェ・ベーカリー、リンゴのタルトもクリームブリュレもとてもおいしかった…。 新鮮な野菜や果物、フリーランのチキンにシーフード、チーズ屋さんにはケベックで訪れたセン・ベノア修道院のブルーチーズまでありました。このチーズとてもおいしいらしい…。また、ゆっくり出かけてみよう。
愉快な仲間たちとネイチャー・ウォークとイーグル・ウォッチングに出かけてきました。花もなく、黄葉も終わった森を雪を踏みながら歩いてみます。鳥の声もないけれど、風にきしむ樹の音を聞きながら…。仲間たちの笑い声に包まれながら…。
ポプラの木は葉が落ちる時にはもう来年の春に芽吹く為の冬芽ができています。葉の落ちた痕はとぼけた顔のように見えています。隊長のWintergreen 田中さんはこの顔がお気に入りです。イヌワシの渡りを眺めて見ます。山の稜線を螺旋を描きながら上昇して、南の方へスーと流れていきます。スコープでも追いきれません。ワシの姿を捉えることはできませんでしたが、頂上を目指すハイカーたちが写っていました。
カナダに暮らして、ずいぶんと経つのにカナダのシンボルであるサトウカエデの紅葉を見たことがありませんでした。
わずか2週間程の間、モントリオールやケベックにはたくさんのツアーが日本から押し寄せます。ロッキーの素晴らしい黄葉と良いお天気に後ろ髪を引かれつつ、紅葉のケベックへツアーのお手伝いに出かけて来ました。
ゆっくりと森を歩く時間など到底期待できず、モントリオール、そしてケベック、ロレンシャンのモントランブランを行ったり来たり、走り回ってきました。
9月28日モントランブランのゴンドラから見た紅葉。晴れていたらもっと綺麗だろうに、紅葉がピークに向かう頃は雨ばっかりでした。10月3日朝日を受けた紅葉の山。モントリオールからモントランブランへ。毎朝早起きでした。 10月10日こんな森の中をゆっくり歩いてみたかった…。 もう一度、ゆっくりと訪れてみたいですね。