思いつくがままにこの時期(9月の中旬をイメージ)に自分だったら撮りに行く場所を挙げてみます。斜光と黄葉の季節だから、朝と夕方がやはりきれいかなぁ。
基本的にカナディアン・ロッキーの景色を構成している要素は、山と氷河と湖(河)と。
要素が増えると構図がまとまりやすくなります。そこに季節と時間による光の変化、さらには天候による変化が加わります。雨が降ったとしても、曇っていてもここはきれいなのさ。
・キャンモアのベンチランド・テラスから見るランドル山の朝焼け
南北に延びる谷にあるキャンモアはこの時期、特に朝焼けがきれい。朝日指す山もいいけど、雲があったら、東の空が赤く焼けます。
・ツージャック湖から見るランドル山の朝焼け
この季節の朝の湖は鏡のように景色を映すところが多い。朝焼けのランドル山が映る…と思う。
・ラクストン博物館前のボウ川に映る朝のカスケード山
観光に出かける前にお客様が少し早くいらしたら、寄っています。川面に映る朝のカスケード山、いいですよ。
・バンフ・パークロッジの裏のボウ川遊歩道
パークロッジに泊まるならぜひ。このホテルにお客様を案内するのに朝の遊歩道散策を勧めないガイドは信用できないね。
・カスケード山と一本アスペン
カスケード山の見えるミドウ(草地)に一本だけ黄葉するアスペンの木があるんです。
単に好みの問題です。この景色が好きです。
・セカンド・バーミリオン湖から見るランドル山の夕焼け
同じ景色は朝もきれいです。朝は逆光のランドル山、夕は赤く焼けるランドル山という違いだけ。
・ミュール・シューとヒルズデイル・ミドウの黄葉
アスペンやポプラなど黄葉する樹が多い場所です。少し歩けます。ゆっくりと散策するのに良いですね。
・モランツ・カーブから見るテンプル山の朝焼け
鉄道写真を撮るのに人気の場所。列車が来なくてもその景色は絵になります。朝、または午前中に行く方がいい。
・早朝のハーバート湖の映り込み
秋のカナディアン・ロッキーの代表的な景色でしょうね。道路から見る映り込みがきれいです。車に気を付けて!
・93号線、サスカチュワン・リバー・クロッシングからコールマン山のピクニック・エリア間の黄葉
車を停めて眺めるような場所がないんですよね。ピクニック・エリアでお弁当食べながらシロイワヤギを探しましょう。
・アブラハム湖、ついでのクレッセント滝
観光ツアーではまず行かないところ。アブラハム湖のターコイズ・ブルーとアスペンの黄色がきれいです。スバルのフォレスターのコマーシャルに登場するクレッセント滝は昨年歩道階段を新しくしました。
カナナスキス・トレイル(40号線)とカウボーイ・トレイル(22号線)
ここも観光ではあまり通りませんね。40号線を南に通り抜けるとビーフジャーキーで有名はロングビューで22号線にぶつかります。北上してダイヤモンドバレー、ミラービル、プレディスを経由してブラッグクリークへ。バンフに戻るなら一日がかりのドライブですね。
この時期はポプラの黄葉が綺麗です。
ダイヤモンド・バレー(旧ターナー・バレー)にはオークレア・ディスティラリーがあります。クラフト・ジンやサボテンのお酒を造っているマイクロ・ディスティラリーのはしりです。