2013年7月3日水曜日

6月30日 花ハイク、その三:チョウノスケソウ

第三日のテーマはチョウノスケソウ(White dryad)。ロシア人植物学者の助手であった須川長之助が標本を採集したことに因む何とも和な命名です。石灰岩の砂礫地に良く見られます。代表的な周北極植物で、アイスランドの国花だそうです。日本に見られるのは亜種とされるようです。
5枚花弁で落葉小低木のチングルマにたいして、学名にある通り8枚の花弁が特徴で常緑小低木です。

スタート地点は最近"死ぬまでに見ておきたい景色"と紹介されることの多いモレーン湖です。まずは以前の$20紙幣にデザインされていた景色を背景に記念撮影から。
 モレーン湖とテン・ピークスを眺めながらの絶景ハイキング。パノラマ合成ですから実際の景色の見え方とは少し違いますよ。
 10番目のウェンクチェムナ・ピークが見える場所で昼食。周りはチョウノスケソウに囲まれてます。
 これは帰路ですね。白い花がたくさん見えますね。

 そして、この日の花々。これはAgoserisのようです。にせものタンポポ(Yellow flowered false dandelion)かなぁ。
 小市さんのブログのと同じツガザクラ属(Red mountain heather)。
 同上。クワガタソウ属(Alpine speedwell)。小さい花ですが、これはよく開いているので上の花弁と下の花弁の大きさが違って左右対称の花を作っているのがよく分かりますね。
 チョウsノスケソウに混じって白い花を見せていたアネモネ(Drummond's anemone)。
 細かい毛に覆われたエゾノチチコグサ属の花(Woolly pussytoes)。
 群落を作っていたチョウノスケソウ。
 これは別の場所で取ったんですけど、チョウノスケソウが木本である様子がよく分かりますね。
ウェンクチェムナ・ピークとチョウノスケソウ。
テン・ピークスの稜線に雲ひとつ無い朝のモレーン湖、そして絶景ハイキング。カナディアン・ロッキーの醍醐味を満喫した一日です。

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