Birding。バードウォッチングに出かけることをバーディングと表現します。鳥見をする人は“見る”だけではありません。“聞く”も大事なことなんです。だからバーディング…。
今日の目標はエリマキライチョウ(Ruffed Grouse)。この時期、縄張りを主張して、メスの気を引く為にドラミングを行います。縄張りの中のお気に入りの場所(主に倒れた木の上)で強く羽ばたいて“ボッボッボボボ”と音をたてます。
この間のコミュニティバードウォークの時にテリーさんから情報をいただいていたので探しに行って見ました。
地リス(Columbia Ground Squirrel)たちがうるさく鳴いていますが、肝心のドラミングがなかなか聞こえてきません。アスペン(アメリカヤマナラシ)の芽を齧る赤リス(Red Squirrel)を眺めていると林の方からドラミングが聞こえてきました。
5分から10分ぐらいの間隔をあけて断続的に続くドラミングの方向に慎重に進んでみると、倒木の上にエリマキライチョウを見つけました。
眺めている間に何度かドラミングを見せてました。残念ながらメスは姿を現さず、派手なディスプレイを見ることはできませんでしたが、ドラミングの様子はじっくり見せてもらいました。
よく見ると倒木の上に白い糞がいくつも落ちています。どうやらここがお気に入りの場所のようです。
動画を撮れなかったので、連続写真でドラミングの様子をどうぞ。
ライチョウの登場に気を良くして、そろそろバンフに顔を見せるだろうブルーバード(ムジルリツグミ)を探しにコミュニティバードウォークのコースへ行ってみました。こちらも見事に予想通り、美しい青いオスが姿を見せてくれました。
今日の天気予報はシャワー。この辺りで、春から初夏にかけての典型的な気候。にわか雨です。予報どおり、鳥見をしているとシャワーが降ってきます。傘を持っていないわけでもないのですが、シャワーはすぐあがるものですから、スプルースの枝の下で雨宿りします。すぐ近くの木からルビーキクイタダキ(Ruby-crowned Kinglet)のさえずりが聞こえます。春の雨に少しだけ濡れながらも、なんとなく穏やかな気分になります。
ピントはお尻に合ってますね。これがキクイタダキ(Kinglet)です。
ブルーバードの近くで見たクサチヒメドリ(Savannah Sparrow)
ミヤマシトド(White-crowned Sparrow)のさえずりも春を感じさせます。
ネコヤナギの花を食べるキヅタアメリアムシクイ(Yellow-rumped Warbler)。