2008年10月26日日曜日

ハクチョウ

昨日、久しぶりにワインを詰めました。30本のボトルを並べたら、思わず笑みがこぼれます。

季節は秋を通り過ぎ、冬に差しかかる一歩手前といった風情のロッキーです。
冬に備えるっといえば渡り鳥、ハクチョウを見に行きました。不精をしないでもっと遠くまで行けば、もっと近くで見られる場所ももちろんあるのですが…。

ちょっ遠めに眺めて見ました。さすがにこんなに離れていると種類を見分けることはなかなか難しいですね。
薄氷が張ったこの湖では4ヵ所に群れが分かれていました。そのうち小さな一つがナキハクチョウ(Trumpeter Swan)だったようです。

この画像はアメリカコハクチョウ(Tundra Swan)です。…たぶん。

家に戻って窓から外を眺めているとお向かいのアスペンになにやらキツツキらしき鳥が…。セジロコゲラ(Downy Woodpecker)のメスが動き回っています。彼女も冬に備えているのかなぁ。


2008年10月20日月曜日

イーグルフェスティバル

10月に珍しい鳥たちを間近に見られる機会があります。

アメリカワシミミズク(Great Horned Owl)  Mr. Bogle、ヒナの頃からセンター育ちの21歳。


コミミズク(Short-eared Owl)  Hoover、やはりセンター育ち。コミミズクは平原の草地の地面の上に巣を作ります。

アナホリフクロウ(Burrowing Owl)  Alex Junior、センター生まれのセンター育ち。そういえばアレックスという名前のアナホリフクロウがよく来てたっけ。カナダでは絶滅危惧種です。

アメリカチョウゲンボウ(American Kestrel)  Kes、巣があった木を切り倒され、センターに保護される。


イヌワシ(Golden Eagle)  Spirit、散弾銃で撃たれた為に片目はほとんど見えず、身体には弾が残っている。昨年センターに保護されたイヌワシ。

北はアラスカ、南はメキシコの間でイヌワシを筆頭に多くの猛禽類の渡りが確認されています。春と秋、私の住むカナディアンロッキーの上空をワシたちが渡っていきます。
キャンモアフェスティバルオブイーグル(Canmore Festival of Eagle)より。

1992年からこのイヌワシの渡りの調査を行っている方がいらっしゃいます。
イヌワシの渡り調査

アルバータバーズオブプレイセンターでは、ボランティアの他に鳥たちのスポンサーシッププログラムを行っています。
鳥のスポンサー

2008年10月12日日曜日

ヘラジカ

近頃、Moose(ヘラジカ)がよく見られらしい…。それならば、ぜひ見てみたい…、見せてあげたい…と探しに行くことにしました。
大きな野生動物がそんなに簡単に見られるわけはない…普通は。


ところが、いともあっさり現れてくれました。
若いオスが道路の真ん中でさかんに路面を舐めているところに遭遇しました。
もうひとつ、期待していた鷲の渡りは見られませんでしたが、鷹を見かけました。
Red tailed HawkのJuvenile Dark morph(黒い形態のアカオノスリの1年幼生)…だと思います。

2008年10月5日日曜日

黄葉Ⅱ

黄葉といえば、Larix (落葉松)と Populus (ヤマナラシ属)。
今度はあまり歩かなくてもいい場所へ。のんびりと起きだして、子供と一緒におにぎりのお弁当を作り、出かけてみました。

今年は少しゆっくりペースでしょうか、まだ緑も残る様子。
子供たちとお弁当食べながら、黄色の波をのんびり眺めてきました。帰り道、“おいしいハム”とワインを仕入れて帰りました。我が家のワインはできあがるまであと半月はかかるので…。

太陽と月の子、人々に知恵をもたらす Napi が森にやって来ると、すべての木々は少しの恐れと敬意を表して頭をたれました。ところがある日 Aspen だけはおじぎをやめてしまいました。Napiは大いに怒り、Aspen に向けて雷を飛ばします。これに懲りた Aspen は誰かが森にやって来る足音を聞くと、Napi がやって来たと思ってぶるぶる振るえるようになりました。ほら、あなたの足音でも…。