2025年1月25日土曜日

フクロウ探検隊に行ってみる

 結果、フクロウは見られませんでした。だからフクロウの画像はありません。
フクロウをご覧になりたい方は過去記事をご覧ください。

日本からのお客様は少ないです。コロナ前も冬はこんなものです。(もう少しありましたけど…)
「アリとキリギリス」のアリさんのように夏の仕事をがんばったおかげで冬を過ごしております。
鬱々と過ごす日々は退屈です。かといって人が多いバンフの街に出るのもおもしろくありません。

お天気がいいので郊外に出かけてみます。久しぶりにフクロウ探しがいいかなぁ。
今年はカルガリー近辺でシロフクロウがあまり見られないようです。気候変動はこんなところにも影を落としているみたいです。

冬の鳥見は結構地味です。フクロウやキツツキを探すわけですがなかなかうまくいきません。ひと昔以上前の事ですが、シロフクロウを探してよく走りました。その頃は努力のかいもあって結構な確率で見られるようになっていたのですが…。

ブランクもありますし、遠出をしたくなかったので別のフクロウを目当てに出かけてみました。

バンフの街を出る朝のハイウェイ

目指していたのはオナガフクロウやスズメフクロウの様に昼に活動するフクロウです。

この辺りは、ロッキーの東側の裾野の丘陵地帯でカラフトフクロウの生息域です。

バンフやカルガリー近辺のハイウェイには雪はほとんどありません。
郊外の砂利道は雪がある方が走りやすいですね。

この時期にこんな湖に誰も来ないだろうと思っていましたが、アイスフィッシングのテントが一つありました。ここはスズメフクロウの生息地として知られている場所です。

目にしたのはワタリガラスとカササギだけでしたね。もっと早く出ていれば、とかもう少し長く探してみれば…、とかいろいろ考えるわけですが、まあうまくいきませんね。

「鳥は羽が生えてるからね…」という声が聞こえてきそうです。

2025年1月20日月曜日

ある冬の観光 1月18日

 お天気に恵まれたことですし、雪も少なく暖かいこの冬にしては久しぶりに冷え込んだことだし、冬の観光の様子を画像で記録してみましょう。パンフレットに記載されている観光箇所と、冬らしい景色でお勧めの場所を合わせて、日の出から日没までの観光です。

それにしてもお客様が少なくて今シーズンはあまり観光にでられないなぁ。

日の出前にホテルを出発。
丸太の梁に鳩よけのフクロウがいます。

まずは街の出口で“BANFF”のサインで記念撮影したのですが、自分の分を撮影し忘れました。画像はまたの機会に。

ビックロックビューポイントに停車。キャッスル山のビューポイントと呼ばれる場所です。他所さんのツアーと違って普段はここには停めないのですが、朝日のあたり始めた山がきれいだったので…。

反対方向にはパイロット山。この車でお二人のお客様とご一緒しました。

キャッスル山のふもとでボウ川へ。岸辺の雪と氷の流れる川、朝日のあたる山の景色。川辺にはたくさんの霜の花があります。

この時期は下流方向の景色がきれいです。もう少し日の出が早くなるとこの川霧の中を光が通ります。

キャッスル山からは1A号線へ。
幹線のハイウェイよりも狭く視界が限られると思われがちですが、ポイントを押さえると車窓からの景色もきれいです。沈む前の更待月が山際に残る景色。交通量が極端に少ない冬の1Aなので道の真ん中に停めて撮りました。

そして、お気に入りの直線道路。この景色に冬を、冬のロッキーを感じるのは私だけでしょうか?

冬のモランツカーブがきれいです。残念ながらこの日は列車には出会いませんでしたが…。

レイクルイーズへ。スノーデイズの始まった週末の湖はたくさんの人でにぎわっていました。
映り込みを撮りに行っても、その向こうの氷上にはたくさんの人影が写ります。

修理を試みたようですが、あまりうまくはいかなかったみたいですね。アイスマジックをひかえていますが、氷のお城はこんな感じでした。

クロウフット氷河へ。このビューポイントは冬の間も基本的には除雪されています。
除雪でできた雪の山がもっと高いものなんだけど…。

ここでは氷河方向から少しずれた青空を撮ることをお勧めしています。
他ではなかなかこんな青空見られないと思いますよ。

レイクルイーズの人混みが嘘のように静かなボウレイク。
トリック写真を撮るのも良し。でもこんなお天気だったら、ふわふわな雪の上に倒れこんで空を見上げてもらいたい。ぜひとも。

バンフに戻って昼食。
食後にゴンドラに向かうわけですが、その前にボウ滝へ。朝よりも寒く感じるのはなぜでしょう。

凍ってしまう滝の方よりも下流の景色の方が冬は映える気がする。

もう一つ、カスケードガーデンへ。
スノーデイズのイベントでバンフアベニューは通行止め。雪を敷いてSki joringが行われるところです。

ゴンドラには同行しません。お客様だけで上に上がっていただきます。
いってらっしゃい。

サプライズコーナーはバンフスプリングスホテルの全景が見えるお写真スポット。
ここから見ていたら、泊まりたくなる?

フードゥーへ。一つ手前のビューポイントにちらっと見えたシカのお尻、もちろんすぐ停める。マウント・ランドルを背景にオスのミュールディア。
国立公園が行った秋の調査ではキャッスル山から東の公園境界までのボウバレーに生息するエルクは123頭。6年前と比べて54%まで減少しているとのこと。街の近くでエルクを見かける機会はめっきり減りました。
エルクの減少はオオカミの群れの健全な捕食活動と肝吸虫の寄生による肝疾患の為と考えられているそうです。

フードゥーの景色。街のすぐ近くでもこんなにも雄大な景色が見られる。
今日はそれほどでもなかったけれど、風が強いし、歩道がすべりやすいので冬季は要注意。

これでほぼ日没の時間になります。今年は雪が少ないのでバンフの周辺のバーミリオン湖やミネワンカ湖でもアイスバブルが見られそうだったけれど、アブラハム湖のバブルに比べたら少ないし、行ってみないと状況がわからないので見られる保証もない。お買い物もしたいし、食事も街のレストランに行きたい。という事で明るさの残るうちに観光終了。

夏の湖も見てみたい…とは思いますが、冬のカナディアンロッキーは観光だけでもおすすめですよ。

2025年1月11日土曜日

魅惑のレイクルイーズ 2024年

 Facebookに載せている“今朝のレイクルイーズ”シリーズなどからいくつかの画像を選んで載せてみます。
いろんなアングル(構図)を試すようにしています。季節と天気によって、ほんの少し撮影場所を変えるだけで変化する湖の表情をご覧ください。

2月29日 大雪の日
山や氷河の見えないこんな日もある、でもこんな日ばかりでもない。
それでも「楽しかった」とおっしゃっていただいたお客様に感謝。

5月12日 氷が残る五月晴れ
これも温暖化のせいか氷の解けるのが年々早くなる気がする。

5月30日 氷が消えたばかりの湖の色
まだ湖の奥に氷はあります。見る角度を変えることでその色が際立つのです。
2日後の画像に氷はありませんでした。

6月22日 上から見た景色
リトルビーハイブのハイキングコースから見おろしたパノラマ。
ミラーレイクとまだ氷に覆われたレイクアグネスも見えます。

6月25日 お部屋から
お部屋が狭すぎてアップグレード。7階の一番奥には偶数の部屋番号だけど湖が見える部屋があるんです。スパの工事現場のクレーンが写ってますね。

7月9日 橋の上から
この月は遠回りが多くて意外とレイクルイーズの画像がない💦
クリークの流れ出しの橋の上は縦アングルフォトスポットの一つ。
絵葉書ばりの青空は珍しい。

8月11日 同じく橋の上から
一ヶ月後の同じ構図。氷河の上の雪が少ない。
同じ構図のしかも青空のやつ9月もありました lol

9月11日 初めての
氷河の見えない日こんなアングルを試してみました。誰もレイクルイーズってわからないだろうな。

10月12日 秋の映り込み
秋の朝がいい。鏡の様な映り込み。色もいい、惜しいかな光が弱い。
この日の湖の色は以前の書き込み(後から更新 10月分)を参照下さい。

11月24日 氷結した湖
11月も半ばを過ぎれば湖は氷に閉ざされます。今年はそれでも遅かった様でまだ誰も湖上に出られないみたいです。

12月25日 クリスマスの湖
この場所はルイーズクリークの流れ出しで、真冬でも凍りません。映り込みが見られます。しかし湖はほぼ氷結していて上を歩くことができます。ホリディシーズンにはたくさんの人が訪れています。

この後、湖の上に作られていた氷のお城が崩壊するという事件がおきました。暖かくてお城の建つ部分の氷が解けたようです。
アイスマジックに向けてお城は再建されたようですが、まだ見に行く機会がありません。
ロッキーの宝石と称されるこの湖は季節ごとにいろいろな表情を見せてくれます。
日本の観光地ほどではありませんが、オーバーツーリズムが心配になります。