せめて夏の間に一度はテントを背負ってキャンプに行きたい…、そんな風に思うようになったのはいつ頃からだろう。特に今回は“歩いて”いたかった。だから天気予報が芳しくなくても気にならなかった、どこを歩いてもよかった。
またもやWintergreen田中ちゃんにお世話になって、ロックウォール・トレイルを少しだけ歩いてみた。ずっと雨だったけど、楽しかった、とても…。強がりでなく。こんな風に歩いて過ごしてみたかった。どこでもよかったんだけど、ロックウォールに連れて行ってもらって良かった。啓子さんと田中ちゃんの優しさに感謝。
中村の反応は面白くて、なんか不思議と勉強になった。お客様にはいろんな人がいるし…ね。
歩き始めて1時間以上たった吊り橋。情けない顔をしている人は車にデジカメを忘れてきた人です。
時折、雲間から光が差す。ロッキーの東側山麓のバンフと違う植生が楽しい。
滝の上に上がれば、目的のキャンプ場、あと少し。
夕方まで少し奥の峠まで登ってみる。青空が見えればやっぱりうれしい。
そして…、氷河の景色。みんな一緒に氷河をバックに記念撮影。坂本さんの永久貸与三脚が役立つ。
翌日は反対の峠に向かって登ってみる。すれ違った国立公園のスタッフが教えてくれた…。“新しいクマの足跡があったから、気を付けて…”
登っていくとカラマツの生える辺りにクマの足跡。きっとシカを追いかけたんだろう。間にあるのはもちろん私の手の跡ね。
峠に近づけば、雪。孤高の登山家が独り…という絵だね、これは。
これじゃぁ、ロックウォールの岩壁も見えないよね。キャンプに戻ってのんびりしましょう。
そんな時間も大切で、楽しいよ。
周りは雨、でもタープの下で温めたワインを飲んでくつろぐ。笑顔も出ようってものでしょう。
いくつか気になった植物を帰り道に撮ってみた。
赤い実がたくさんなっていた Five-leaved Bramble (キイチゴ属)。
シダ植物、ヒカゲノカズラの仲間。(Alpine clubmoss)
やはり、シダ植物。(Moonwort)
今回は雨だったけれど、ロックウォールにはまた来てみよう。