10人の高校生と1週間ほどのツアーを楽しんできました。
普通の観光とは一味違ったこのツアーは恐竜の化石を調べることから始まりました。世界的に知られる古生物博物館をじっくり見学し、発掘の擬似体験をし、バッドランドを歩いてみました。Archaeopteryx siemensii アメリカの博物館から借りてきた始祖鳥の化石が展示されていました。ほんの少しのトラブルのおかげで予定が変わり、思わぬピクニックを楽しむことになりましたね。そしてロッキーへ向かいます。あのピクニックテーブルを訪れた日本人ツアーは君たちが初めてだろうね。…たぶん。
氷河の上を皆で歩き、データの測定を行い、ロッキーの氷河を満喫してきました。
赤丸の中は“ダートコーン”です。ジャスパーの街を見て、湖畔の植物を観察し、巣立ったばかりの小鳥たちを眺め、美しい色の湖に感動しました。
楽しそうで、まじめな君たちを見ていたら、ずいぶん前の高校時代を少し思い出しました。きっと君たちも、これからやってくるであろう厳しい現実に悩み、翻弄されるのだと思います。 急いでいる時ほど、踏み切りに列車があらわれるものだからね。人生は…。
始まるまでは、案内することにとても不安がありました。こんな難しそうなツアー、ちゃんとできるんだろうかと…。君たちの笑顔が力を貸してくれたような気がします。確かに今回はよくしゃべったからね。
悩み多き年頃だった自分が好きだった本の中の台詞があります。ツアーでは言わなかったけど…。
“If you want freedom and joy so much, can't you see it's not anywhere outside of you?”
みんな、がんばってください。そして、ありがとう。