2013年6月26日水曜日

運がいいのか、悪いのか、旅彩彩。

6月19日の夜半から降り始めた雨は勢いを増し、21日まで降り続けました。実に90年ぶりという増水を巻き起こし、南アルバータに甚大な被害をもたらしました。
そんな6月20日、日本からひとつツアーが到着しました。ハイウェイはすでに閉鎖されていた為、出迎えているはずのガイドはおらず、急遽カルガリーに滞在することになってしまいました。それでも翌日は停電しているホテルから、なんとか開いているハイウェイを通ってジャスパーへ向かうことができました。この日カルガリーの中心街は浸水の為に閉鎖されます。何とも奇跡的な脱出です。

 なんとかジャスパーでツアーに合流し、ロッキー観光が始まりました。まずはコロンビア大氷原の雪上車観光。
ジャスパーに連泊してのんびり過ごすっていうのも企画意図のひとつ。マリーン渓谷の橋。
メディスン湖ではクマが湖畔を歩きました。
タカカウ滝に向かう途中では雄のムース。
クロクマは5、6頭見ましたね。ハイイログマも大きな奴を1頭。ムースにいたっては雄を含めて4頭も見ました。

もうひとつの企画意図が花を見ながら歩くということ。エメラルド湖畔では少し雨に降られてしまいましたが、たくさんお花が見られて良かった。少しホッとしました。
この時見た花をいくつか載せておきましょう。
オダマキの仲間 (Yellow Columbine)
スミレの仲間(Western Canada Violet)
ゴゼンタチバナ(Bunchberry または Dwarf dogwood)
ランの仲間(Round-leaved orchid)
そして黄色いアツモリソウ(Yellow lady's slipper)
さらに珍しい、白いアツモリソウ(Mountain lady's slipper)

たくさんの動物とぎりぎりで雨を避けながら、カナディアンロッキーをご覧いただきました。
これに懲りずにまた来たい…と思っていただけたら、ガイド冥利に尽きるというものです。

運転を担当していただいた秋葉さん、寝る間もなかった添乗の金光さん、お疲れ様でした。

6 件のコメント:

  1. ご苦労様ー、きっとお客さん達には、特別な思い出になること間違いなしだね。 ロッキーの懐の大きさと、大陸の広さと、日本では、味わえない事がきっと一杯だったのでは。

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    1. 青空のロッキーをもっと見せてあげたかった…。
      がんばったけどね。

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  2. 本当にありがとうございました!悪天候のなか、運良く洪水のカルガリーを脱出できお会い出来たのは幸運以外の何物でもない!11時間かけて、ガイドするために来てくれたとか!クマ達も、アツモリソウも苦労してたどり着いた者達を、大歓迎かのようにたくさん出会えたようですね!家族に代わって御礼申し上げます!また、洪水で被災した大自然と住民の皆さまにお見舞申し上げます!

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    1. こちらこそ、ありがとうございます。
      洪水の被害を受けた方々に早く笑顔が戻ることを祈ります。

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  3. これはこれで皆さんきっと喜んでいらっしゃったのでしょうね~! 私個人的には、こういう旅先でのハプニングこそ旅の醍醐味だと思うんですけどね~。でも、それを楽しめるかそうでないかは本人しだいですが・・・。
    それにしても、長い運転お疲れ様でした!
    あれ?今回は運転しなかったんですか?

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    1. このぐらいの状況を楽しめるようになったら、かなりのものですね。(笑)
      カムループす経由のデッドヘッドが長かったよ。一人で運転したわけじゃないけどね。
      ツアーはステップオンだから助かったよ。

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