仕事でレジャイナの街に行ってきました。翌日の仕事が早朝だったけど、午後の早い時間には到着できたのでスコッティに会いに王立博物館に行くことにしました。
−20℃ぐらいの日が続いていましたが、空は良く晴れています。ターボプロップの飛行機からは地上の様子がよく見えます。
数日前の積雪で白くなった平原に忽然と現れるレジャイナの街
空港から王立サスカチュワン博物館へ。Uberを初めて使いました、便利なもんですね。
展示は大きくCN T-Rex、Earth Sciences、Indigenous、Life Sciencesの4つに分かれています。
何といっても目玉は“世界最大のT-Rex”スコッティのいるCN T-Rex Galleryです。
スコッティについて、忘備録を兼ねて紹介してみます。
- 1991年サスカチュワン州南西部フレンチマン塁層で発見。この地層は白亜紀最後期の地層で頂上はK-Pg境界に接している。
- 全長13m、体重約8.8t、全骨格の約65%が見つかっている。大腿骨の周囲長においてスーやスタンを上回っている。現在発見されている陸生獣脚類の中で最大。
- 発見時にスコッチウィスキーで祝福されたことからスコッティの愛称で呼ばれる。Glenfiddichと思われる(未確認です。展示されていた発掘写真に写ってた気がするんですが、ウィスキーを飲んだのは夜だったらしいし…。)
- 推定年齢は30才で最も長生きした個体と考えられる…が、22才ぐらいという異説もある。
- 肋骨に骨折が治癒した痕跡、顎に寄生虫による感染症(鳥のトリコモナス症に近い)の痕跡、尾の骨に損傷などがあることから長く生きた成体であると考えられている。
- 以前に国立科学博物館で2016年に開催された恐竜博で展示されたことがある。
全身骨格の標本は当然レプリカですが、スコッティの一部分は本物の化石が展示されています。
下の下骸骨がスコッティのもの。上の少し小さい下骸骨は同じ地域から発見された“Ginny”のもの。他にもT-Rexの幼体の化石がいくつか展示されています。
同じサスカチュワン州南西部のグラスランド国立公園で見つかったT-Rexの幼体の頭蓋の一部。8才ぐらいと考えられる。
