2024年11月20日水曜日

後から更新 10月分

 10月の前半は紅葉シーズンという事もありパッケージツアーが多くなる時期です。
コロナ禍以降は、インフレによるツアー代金の高騰と円安による割高感で日本からのお客様はあまり増えてはいませんね。
後半になるとバンフを訪れる観光客は減り始めます。お仕事は旅行会社の販売担当者さんたちの視察でしたよ。

10月2日 氷河観光から。ペイトー湖の新しい説明版
今年設置された新しい解説用の説明版。水色の枠は百年前の氷河の位置(左側)とその時代の湖の位置(右側)。実景と重ねることで現在の後退した氷河と一部が埋めたてられた湖がわかる仕組み。でも説明されなきゃわかんないよね、これは…

今年は秋口が暖かったせいか10月になっても黄葉が残っていました。標高が下がるクロッシングの先の道路沿いの景色がきれいです。バスの観光だと停められませんけどね。

10月3日 氷河観光から。レイクルイーズ
湖の透明度は増しているものの曇り空で氷河までは見通せず。湖畔の岩にじっと立たずむマガモのオスが哀愁を帯びてました。

この日は致し方なく氷河からの帰り道にモレーン湖に行くことに。おそらく数十年のガイド経験の中でも初めてだと思います。朝よりは雲が高くなった日暮れのモレーン湖はきれいでしたよ。

10月5日 コロナ禍以降日本人ツアーが減ってきている中でロッキーマウンテニア号の仕事はとても助かりました。レイクルイーズに到着した列車の出迎え。

10月6日 バンフの朝焼け
この時期になるとマウンテニア号のお送りは夜明け前。バンフの東の空が燃えるような色に見えました。

10月7日 オーロラ
今年から来年にかけてはオーロラの当たり年なんだそうですよ。太陽の大きなフレアがいくつも起きています。数日にわたってバンフでもオーロラが見られました。
我が家のバスルームから眺めたオーロラ。贅沢なものですね。

10月7日 オーロラ
同じく我が家のバスルームの窓から。最近のスマホは優秀ですな。手持ちでオーロラの撮影ができるんですから。11日にもオーロラ撮りましたけど、もういいかなぁと…

10月10日 氷河観光の帰り道にボウレイク
運転しながらのガイドでは撮影はできないので、バスでガイドをしている時は帰り道も寝ている場合ではありません。お客様はみなさん電池切れの様でしたけどね。

10月12日 秋のレイクルイーズの色
この時期は水の透明度が高く、水の色が鮮やかになります。ただし太陽が低いので色を感じにくいので時間帯とみる位置が大切です。マスの産卵も見られるんですよ。

10月13日 レイクルイーズ
今シーズン最後のマウンテニア号のお見送り。レイクルイーズは夜明け前のマジックアワー。

そして最後のホテルに行く頃には夜明け、モルゲンロートのテンプル山

10月15日 カルガリー
カルガリーのダウンタウンをまだ黄葉の残るノーズヒルから眺める。

10月19日 ウルフドッグサンクチャリ
視察ツアーの行程の中で訪れたウルフドッグサンクチャリ。広大な敷地の中に放し飼いにされるウルフドッグたち。オオカミにしか見えません。以前に比べると施設が新設されてとてもよく整備されてきました。

カルガリーサムセンター
今年オープンしたばかりのサムセンターはスタンピードフェスティバルを紹介する展示場です。

10月20日 ダイナソー州立公園とドラムヘラー、ロイヤルティテル博物館
日本で福井や北海道、九州で恐竜化石の発掘が相次ぎ、ブーム再来の感がありますね。
ダイナソー州立公園のバッドランドの景色

ティレル博物館のショップで見つけたアノマロカリスのぬいぐるみ。次に行ったら、やっぱりこれ買ってこよう。

ダイナソー州立公園とロイヤルティレル博物館については別にブログ記事を書きたいな。
毎年10月に期間展示が更新されます。今年の目玉はモササウルス類の化石かな。
忙しく過ぎていった夏の様子はこんな感じでした。だいぶ遅くなりましたけど…
11月は仕事も少なくてのんびりと過ごしています。

2024年11月16日土曜日

後から更新 9月分

 9月は一般のパッケージツアーよりもオーガナイズツアー(一般団体)のツアーが多かったですね。修学旅行や会社関連、姉妹都市や協会関連。
後半はまたしても遠くアウェイに出かけてきました。

9月2日 ヨーホー観光から
秋のエメラルド湖。水の透明度が高くなり、朝の映り込みも美しくなります。

これはタカカウ滝に向かう途中の道にある雪崩の跡です。この画像の中にマーモットが1匹映っています。どこにいるのかわかりますか?

9月4日 レイクルイーズ
修学旅行の高校生たちは最高のレイクルイーズが見られましたね。

9月12日 モレーン湖。色鮮やかなカヌーと

9月13日 カスケード山。普段街から見るのとは少しアングルを変えて

9月17日 ピースブリッジ
翌日からウォータートンへ行くツアーの前泊でカルガリー。タイムトンネルを思わせるピースブリッジの夜景

9月18日 ウォータートンへ
カルガリーから日帰りでウォータートン国立公園へ。運転せずに済んでよかった。
普段はこんな場所には停めないけどね。ミドルウォータートンレイクから見たプリンスオブウェールズホテル

同じ場所で水の中の石も一緒に。このカラフルな小石がウォータートンの特徴の一つです。

プリンスオブウェールズホテルのロビーから

カナダの国立公園にもゆるキャラがいるのお存じですか?ビーバーのパーカくん

キャメロン滝も普段と違うアングルで

ウォータートンにはカエデの木がたくさんある。あまり紅くならないけど…
ロッキーマウンテンメープル(Douglas maple 𝘈𝘤𝘦𝘳 𝘨𝘭𝘢𝘣𝘳𝘶𝘮 𝘷𝘢𝘳. 𝘥𝘰𝘶𝘨𝘭𝘢𝘴𝘪𝘪)

9月22日 カナナスキスでドッグカート
アルバータ州観光局の仕事では少し変わった場所に行くことが多いんです。犬ぞりの犬たちは夏の間のトレーニングで特製カートを引いています。
面白そうだけど、戻ってきたときには泥だらけ。着替え持参必須です。

9月23日 ダイナソー州立公園とドラムヘラー
アズリッジから州立公園のバスツアー、そしてドラムヘラーへ。よく走りました。
ダイナソー州立公園でのバスツアー。バッドランドの景色

バスツアーで入る特別保護区域には化石がたくさんあります。これは珪化木、化石化した樹木です。

ドラムヘラーの街には恐竜アートがたくさんあります。

9月24日 ドラムヘラーからメティクロッシングへ
アルバータの大平原を北上してエドモントンの北にあるメティクロッシングへ。
秋の渡りの途中のハクガン(Snow goose 𝘈𝘯𝘴𝘦𝘳 𝘤𝘢𝘦𝘳𝘶𝘭𝘦𝘴𝘤𝘦𝘯𝘴)の群れ

予定外の農場訪問。シェットランドヒープドッグは知っていてもシェットランドシープは見たことないでしょ。

9月25日 メティクロッシングからエドモントン空港へ
メティ文化を紹介する為に作られたメティクロッシングではバッファローやエルクなどの野生動物を見学したり、クラフト作りなど体験できます。
北サスカチュワン川の夜明け

夜空が見られるドーム型の宿泊設備もあります。運が良ければオーロラが見られかも…

9月28日 カルガリー空港にグループを送ってからホワイトコートへ。
北へ移動する道がまた見事にまっすぐなわけです。

9月29日 ホワイトコートからエドモントン観光
エドモントンの州議事堂の見学。議場の中

フォートエドモントンパーク内に新設された先住民文化の博物館も見学。

9月30日 エドモントン観光からホワイトコートへ
アルバータ大学を見学して、大学の近くからエドモントンの街を眺めてみました。

そしてエルクアイランド国立公園へ。意外とこういう絵付きの国立公園の看板ってないような気がする。

ここではやはり野生の状態で保護されているバッファローを見ないと。

この後にホワイトコートまでグループを送り、バンフまでの長い長い帰路につきましたとさ、おしまい。

2024年11月14日木曜日

後から更新 8月分

 普通に忙しかった8月はホームが中心だったかしら。ジャスパーの山火事の影響やフライトのトラブルもありましたね。

8月4日 モレーン湖
もちろん定番のロックパイルにも上りましたが、湖畔を少し奥まで。湖の印象はずいぶん変わります。

8月5日 ペイトーレイク
このお客様も火事の影響でコロンビア大氷原の氷河に行けなかった方でした。少し歩いて奥の展望台へ。夏色の湖と夏の花。

8月13日 サンシャイン
久しぶりにサンシャインメドウのハイキング。ゲレンデはヤナギラン(Fireweed 𝘊𝘩𝘢𝘮𝘢𝘦𝘯𝘦𝘳𝘪𝘰𝘯 𝘢𝘯𝘨𝘶𝘴𝘵𝘪𝘧𝘰𝘭𝘪𝘶𝘮)の花でいっぱいでした。

8月14日 クロウフット氷河
この前日からコロンビア大氷原のアトラクションが再開。でも何となく煙で霞む氷河です。
クローズアップの画像を見ていると年々氷が薄くなるのがわかります。

8月17日 氷河観光の前にモレーン湖へ
真夏のこの時期にモレーンは一番青い。

8月18日 エメラルド湖
夏色のエメラルド湖。10月ぐらいになると緑が深くなっていきます。

8月23日 クロウフット山
煙の影響がなくなるとこんなに青い空。晴天に恵まれた氷河観光でしたが、この後に悲劇が訪れることをまだ誰も知らない…

8月24日 キャスル山
ドライバーがノリさんだったのでわがままを言ってこんな場所にもバスを止めてもらいました。増水して白濁したボウ川と澄んだ支流の水の対比がなかなかにきれいでした。

同じ日のナチュラルブリッジ。ここまで水位が上がっているのも珍しいかと…

8月26日 カルガリーからドラムヘラー観光へ
氷河観光もヨーホー観光も無事に済んで翌朝にはお見送りまで(偶然ですけど…)したのに、なんとフライトの都合で先に行けなくなってしまうとは?!
添乗員さんからの呼び出しで急遽観光をすることになりました。
ティレル博物館とドラムヘラーへ。

オークニーのビューポイントからのレッドディア川

皆さん楽しんでいただけたでしょうか。フードゥーにて。

8月27日 カルガリーからウォータートンへ
さらに翌日も件のお客様とウォータートンへ。ロッキー部分は大型バスだったからしゃべるだけでよかったんだけど、この緊急追加部分はミニバスの運転兼ガイドだったからまあ大変でしたね。でも世界遺産2つも追加して訪れて。こんなことでもないとなかなかいらっしゃる機会はなかったかも…。
バッファロージャンプの崖から見た見事なシヌックアーチ

ヘッドスマッシュトインバッファロージャンプの博物館。今回は突発だったので私がガイド。

レッドロックキャニオン

キャメロン滝。ロッキーで一番古い15億年前の地層が見られるところ。

最後はプリンスオブウェールズホテルでお土産の時間をとってからカルガリーまで帰りました。
ホテルから南に見えるアッパーウォータートン湖

行程通りに旅行が催行されることが当たり前なんですが、トラブルが付き物なのもまた旅行でして…。

一生懸命案内いたしました。がんばったつもりでおります。ぜひまたお越しください。


追伸:おまけがもう一つ。私もカルガリーに泊まったわけです。会社がとったホテルの請求が私のカードに来ていまして、いまだ返金はされておりません。