2011年11月25日金曜日

Sii pis to

 カルガリーに用事があって早朝から車を走らせました。雪の後、気温が上がって滑りやすかった道路の状態もずいぶん良くなっていました。アイスフィールドパークウェイは閉鎖されてましたけど…。

用事が予定よりも早く終わったので、ちょっとだけ探しに行ってみました。もちろんシロフクロウです。通り道であるとかいう訳ではまったく無く、逆に100kmぐらい余分に走るんですけどね。今シーズンもすでにいくつかの目撃情報が鳥のブログにあがっています。過去の記録で一番よく見られている場所に行ってみると…。


いつもの様に道路脇の電柱の上に純白に近いオスがいました。こりゃ、シーズン始めから幸先がいいぞ! !

シロフクロウ(Snowy Owl)のオスは成長すると羽の黒い斑点が少なくなり、白一色になっていきます。今日の個体はずいぶん白くなってましたよ。

はじめ、デジスコのフレームからはみ出すくらい近くに停めてしまいました。こんなにクローズアップで顔が撮れたのはその為です。

何とか、翼を広げた姿を撮ろうと思うんですが、警戒心が強いのか、あまり近づかせてくれませんし、GGのようにこちらに向かって飛んでくることも無いので難しいですね。これは電線が邪魔ですね。

強い風が吹く中、1時間ぐらい眺めていたでしょうか。最後は停めた車の上を横切るように農地の方へ飛び去っていきました。

ひさしびりに動画も載せてみます。いくつかのカットをつなげています。

Sii pis to はブラックフット族の言葉でフクロウのことです。

2011年11月9日水曜日

毎日通う。カラフトフクロウ

今やボウ川沿いの遊歩道を散歩する人やバンフセンターに通勤する人には良く知られるようになったカラフトフクロウ君。飛び姿を撮った個体はあまり大きくなかった様な気がするので“Him”かなぁって思ってましたが。Jasonが見た奴は結構大きかったらしくたぶん“Her”だと書いてました。

 昨日は残念ながら姿を見ることができませんでした。朝も歩いてみたし、午後からは“カル”さんと“3”さんと探してみました。フクロウ好きを自認する“3”さん、昨年はシロフクロウを見に行くも残念ながら見られなかったという前科があります。まぁあきらめずに探しに行ってみましょう。羽が生えてるとはいえ、近いことだし…。

まずは凍り始めたボウ川の遊歩道から。冬も姿を見せてくれる小鳥たちがいます。

ムナジロゴジュウカラ(White-breasted Nuthatch

アメリカコガラ(Black-capped Chickadee

ベニヒワ(Common Redpoll)これは午後に見かけました。コンデジ撮影なんでクロップしてます。

 あまり期待を大きくしないことがコツなんでしょうかね。いましたよ、今日も。起きてるかどうかわかりませんが、“3”さんに電話してみます。やっぱりでないかぁ~、…っと折り返しの電話。“早くおいで。”

今日は個人宅の庭の木に止まっています。近づけないからちょうどいいかぁっと“3”さんを待っていると…。以下連続写真でどうぞ。

下を気にするそぶりのフクロウ。

飛び出すと…、地面に降ります。

しばらくすると、何かを銜えて枝に戻ります。

どうやら獲物をゲットしたようです。

ネズミらしい獲物を頭から…。

一気に飲み込んで…。

飛ぶ。

ネズミを銜えた画像と飛び姿はみんなクロップしてます。

3”さん登場。GGの向こう側でカメラを構えてます。

この後、目の前を飛んで、川の方に向かっていきました。近すぎて望遠レンズのカメラで撮れなかった…。

Private Propertyでの1コマでした。明日もやっぱり、行くんだろうなぁ。


2011年11月7日月曜日

Phantom of the North

 珍しく11月になってから、6日間のツアーでカルガリーやエドモントンの街を回ってきました。久しぶりにガリー大学に行ったり、エルクアイランド国立公園でバイソンを見たり、エドモントンでセグウェイに乗ったりとしんで(?)きました。
 バンフが
1年中で一番静かに
る時期ですから、しばらくガイドの仕事は開店休業状態になりそうです。

…となれば気になるのカラフトフクロウ(GGGreat Gray Owl)です。バンフセンター周辺に姿を見せている鳥はどうやらまだ若い鳥らしく、しばらく目撃情報が続いています。これまでは、わざわざカルガリー近辺まで足を伸ばしてこの鳥を探していました。バンフで見られるならそれに越したことはないですね。

目撃情報を聞きかじった限りでは、バンフセンターから墓地、ボウ川を結ぶ地域に集中しているようです。子供たちの登校と奥さんの出勤に合わせて一緒に出かけてみました。

“羽が生えてるからねぇ~。”と言われながら出かけきたので、あまり期待をせずに書箱から溜まった郵便物を出して、抱えたまま目的の辺りにいてみます。するとどうでしょう、飛んできましたよ、音もなく。車で走り回ってのが馬鹿らしいくらいにいともっさりと姿を見せてくれました。(これが世にいう大明神パワーだろうか?!散歩で通りかかる人も少なく(-14℃ですからね)、じっくりゆっくりと写真を撮らせてくれます。

 遠くから聞こえるリスの声やカササギの声に反応しながらきょろきょろ、あっちに行ったり、こっちに来たり。そのうち家の向こう側に飛んで行きました。

大きなカメラを抱えたおばさんや双眼鏡を首から提げたおじさんやらが現れたんでちょと聞いてみたら、ここ1週間ぐらいはよく姿を見かけるらしい。

ボウ川を背景にしたカラフトフクロウ(Great Gray Owl

これトリムとかクロップとかしてません。300mm付けてますけど。こんなに近づかせてれるなんて、感動です。

街のすぐ近くなんです。

そして念願の飛び姿。カッコイイ!!

こんなに近くで見ていても羽ばたく音はまったく聞こえません。

木の枝に音もなく止まっていたら、やっぱり気が付かないよね。

飛び去る時に毛に覆われた足が良く見えました。

さようなら。また、明日。

おまけ。キバシリ(Brown Creeper)。コガラやゴジュウカラと一緒にトウヒの木立を飛び回っていました。このキバシリの画像だけ少しクロップしてます。